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季語

ゲリラ豪雨は季語?豪雨の季節には、こんな季語があったのか!

夏や秋に多い「ゲリラ豪雨」は季節の言葉として俳句に使えるのでしょうか。 気になったことはありませんか? 気象予報でも予測しにくい急な大雨のことをゲリラ豪雨といいますが、実は正式な気象用語ではないのです。 そのため、いつに起きるもののことをいうのか、はっきりと決まっていません。 また、季語というものは誰もが季節感を想像できて長く使われている言葉を用いるため「ゲリラ豪雨」は季語ではありません。 豪雨の […]

「笹飾り」は季語?七夕と同じく秋の季語?なんで夏の季語じゃない?

7月7日は、待ちに待った七夕。 古くから伝わる年中行事の1つで、桃の節句や端午の節句と並ぶ五大節句の1つに数えられています。 七夕(しちせき、7月7日の夜の意味)と書いて“たなばた”と呼ぶのは、棚機津女(たなばたつめ)という伝説に準じた当て字だからです。 禊ぎの行事の際、神棚に供えるために、機織の乙女である棚機津女が機(はた)で布を織ったのが由来とされます。 更には、有名な織姫と彦星の逢瀬の物語に […]

「山滴る」は季語?郭熙の「山水訓」が語源で、時期と意味は・・・

季語を選ぶのが楽しい俳句の創作。 この夏は、山にちなんだ季語を使って、猛暑に一服の清涼剤となる爽やかな俳句を詠んでみませんか。 もちろん「夏山に足駄を拝む門出哉」(松尾芭蕉)や「夏山や通ひなれにし若狭人」(与謝蕪村)にならい、季語に「夏山」を取り入れるのも悪くありません。 一方で、少し差のつく夏の季語としておススメなのは「山滴る」(やましたたる)です。 滴るとは、水がしずくになり流れ落ちる意味で、 […]

夏の季語で「花火」はOK?秋の季語?〇花火、○○花火などは?

今年も暑い夏になりそうです。 待ちに待った夏休みに、海やプールでの水遊び、蝉取りや盆踊りなど、夏ならではの楽しみが目白押しです。 なかでも涼を呼ぶ「花火」は、夜空に大輪を咲かせる見事な打ち上げ花火から風流な線香花火まで、日本の夏の風物詩ではないでしょうか? 俳句の世界でも「花火」は季語としてしばしば登場しますが、厳密に言えば季節は初秋、すなわち秋に分類されてきました。 何故なら、花火は旧暦の江戸時 […]

残雪は春の季語で、季節は仲春(太陽暦3月、旧暦2月)を詠んだ!?

吐く息も白く、キーンと冷えた空気に思わず身震いしてしまう寒さ厳しい冬。 日照時間が短く、暗くて陰鬱な毎日で、春の到来が待ち遠しい季節かもしれません。 そんな変わり映えのしない冬の最中に高揚感をもたらすのが、ふわりと舞い降りる真っ白な雪。 豪雪地帯を除き、普段見慣れない雪が降り積もると、ワクワクと弾む心を抑えつつ、静寂に包まれた神秘的な光景に感じ入ってしまいます。 俳句の世界でも、美しい冬の風情がた […]

「空青し」は季語として使える?冬の季語?俳句の例としては?!

暑さ厳しい夏はどこへやら、ピリッと澄んだ空気に木々の葉が鮮やかに色付き始め、今年も秋が巡って来ました。 俳句をたしなむ者にとっては、秋はお題に事欠かない美しい季節と言えます。 一見すると難しそうに感じる俳句ですが、基本ルールは、ざっくりと2つのみ。 定型である五七五の17音に当てはめ、季節を暗示するキーワードである季語を含めたらOKです。 秋を題材とした俳句は数多く、言わずと知れた俳人正岡子規の「 […]