きゅうりの観察日記は、小学生でもつけることができる?!

きゅうり 観察日記 小学生

待ちに待った夏休み。

楽しみな予定が満載でワクワクですが、忘れてはならないのが学校の宿題です。

自由研究は小学生にとって夏休みの宿題のメインイベント。

たっぷりある時間を使って、興味のあることをトコトン追求できる絶好の機会でも、何を研究したら良いのかが悩みの種です。

実験や工作、調査などが定番のチョイスですが、特におススメなのが植物の観察日記です。

小学生なら、授業で既にアサガオやひまわりを育てた体験を活かすこともできます。

夏休みには親近感のある夏野菜の栽培を選ぶと、ぐんぐん実が成長する様子を目にすることができ、ひょっとしたら収穫して食べられるかもという期待感や達成感も味わえます。

色々ある夏野菜のなかでもきゅうりは、小学生でも比較的簡単に育てることができ、ベランダに置けるプランターでも栽培可能なので取り組みやすいです。

きゅうりの栽培には注目したいポイントが数多くあり、観察日記の内容も思い思いにカスタマイズできるのが良さ。

特に、苗から花が咲くまでの生育状況と、開花して実がなるまでの変化の記録はきゅうりの観察には欠かせません。

きゅうりの葉っぱやツルは特徴的で、じっくりと間近で眺めてみると様々な発見があることでしょう。

雌花と雄花それぞれの特徴や、きゅうりの実のなり方は興味深く、小学生なら写真を取るだけではなく手書きのスケッチで記録すると、理解がより深まります。

幸運にも実ができたら、サイズや個数の計測や形の特徴をまとめたり、もぎたてのきゅうりで作るレシピ紹介など、自由研究の内容がさらに広がります。

小学生にとっては、きゅうりの花を目にしたり、茎にぶら下がっているきゅうりを間近にみることは稀なので、飽きる事なく観察が続けられます。

きゅうりの観察を自由研究にするとき、何日くらい見ておくとよい?!

きゅうりの観察 自由研究

自由研究の観察用にきゅうりを栽培すると決めたら、きゅうりの栽培にかかる日数を考えて計画を立てると、夏休みの終わりに焦ることもありません。

きゅうりの生長には、撒いた種が発芽して開花を迎えるまでに約2ヶ月程かかります。

そして開花から1週間前後で収穫となります。

収穫の頃になると、朝夕できゅうりの大きさの違いが見て分かるほど生長のスピードが早いのが特徴です。

実が食用となる野菜の中では栽培期間が短めであるとは言え、夏休み中に収穫と言うハイライトが迎えられない可能性もあり、観察日記の内容が限られてしまう心配もあります。

そこで、夏休み中にきゅうりを実らせる確率を高めるには、種から育てるのではなく、苗を購入して植え付けするのがベストです。

大きなギザギザの葉っぱが3~4枚つき、元気に育った苗からスタートであれば、栽培から収穫までの期間を約1ヶ月ほどに短縮できます。

きゅうりの苗をプランターや土壌に移し替える時は、根の部分にたっぷりと水分を含ませるのがコツです。

ツルが上へ上へと伸びるので、支柱を立てて誘導します。

苗を植え付けしたら肥料をあげて、数日間は表面が乾かないように欠かさずに水やりをしましょう。

きゅうりが育つプランターや植木鉢は日当たりの良い場所に置き、週に1度は肥料を追加しつつ、適度に水分補給をしてあげます。

もし、夏休み中にきゅうりの収穫が間に合わなければ、苗から茎やツルが伸び、花が咲くまでの様子を記録したり、葉っぱや花の特徴を調べてみましょう。

きゅうりには雄花と雌花があり、実がなるのは雌花のみです。

雄花と雌花の違いや、実が育つ場所はどこなのかを観察するのは、興味深く自由研究に適します。

途中で枯れてしまって、きゅうりが実らなかった場合は、どうしてそうなったかの原因や理由を考えて、まとめるのも立派な観察日記と言えます。

日当たりや水やりなど栽培に適した環境が理解でき、きゅうりの病気と症状が分かります。

約1ヶ月間に及ぶきゅうりの観察は、夏休みの生活リズムの調整にも役立ちます。

ナス科の自由研究なら何を作るのがいい?トマト、ナス、ピーマン?!

ナス科 自由研究

園芸初心者の親子でも育てやすく、小学生にも観察のポイントが豊富にあるきゅうりは自由研究にもピッタリなウリ科の野菜。

他にも、家庭菜園で夏に収穫できる野菜では、ナス科に属するトマトやナス、ピーマンが代表的です。

ナス科の野菜は誰でも一度は食べたことのある身近な存在で、大きさも手頃、カラフルな見た目で子供にも分かりやすく、自由研究として栽培にチャレンジしてみたい植物です。

まずは、きゅうりと同様に、発芽から生長と開花を経て収穫に至る時間的タイミングを把握します。

開花から収穫にかかる日数は、トマトは約60日、ナスは20~25日、ピーマンなら14~20日程度がめやすです。

夏休み中の収穫を目指すなら、ナス科の野菜も種ではなくて、苗から植えて育てる時短の工夫が必須となります。

ナス科の野菜は、種から苗を育てるステップが難しいことで知られるので、苗から始めると手軽に育てられるメリットもあります。

3つの野菜はどれも、プランターで栽培できるので手間が少ないのも魅力です。

なかでもミニトマトなら、苗を植えて約2週間で実がなり始め、赤く熟すまでにさらに2週間とスピーディーで、夏休みの自由研究にはイチ押しです。

さらに、苗と肥料がセットになった栽培キットも販売されているので便利に活用できます。

ミニトマトには、オレンジや黄色のカラフルな種類があったり、丸型だけでなく楕円形や先が尖ったタイプなどバリエーションが豊富で、どうして色や形が異なるのかを調べてみるのも面白いです。

日当たりや水やりの度合いを変えて成長や甘みに与える影響を比べたり、葉や茎、花を観察してイラスト入りでまとめるなどアイデアは無限大です。

この夏休みには、トマト・ナス・ピーマンは形や色に全く共通点がないのに、なぜ同じナス科に分類されているのかを、栽培しながら親子で探ってみませんか?

まとめ

小学生の夏休みの宿題で毎年悩んでしまうのが、自由研究の課題選び。

食べ慣れた夏野菜を栽培して観察日記をつける自由研究は、収穫を期待しつつ楽しみながらできて、小学生には最適です。

初心者でも育てやすく、観察のポイントが多いきゅうりは特におススメです。

きゅうりは苗から育てると約1ヶ月で収穫となり、生長のスピードが早く目に見える変化が明白なため、小学生のモチベーションも保てます。

他にもナス科の夏野菜であるトマトやナス、ピーマンの栽培も自由研究向きと言えます。

とりわけミニトマトは便利な栽培キットも多く気軽に挑戦可能です。

小学生の夏休みの自由研究は、夏野菜の栽培を通して、親子二人三脚で新たな学びを見つけましょう。