エアースキンはシュノーケルには必需品?ホットカプセルとの違いは?

エアースキン シュノーケル

シュノーケルは、手軽に始められるマリンスポーツの1つ。

水中で呼吸できるシュノーケルやゴーグルに、フィンの基本アイテムだけで海に入れ、泳げなくてもライフジャケットやウェットスーツの浮力を活用できるので心配無用です。

綺麗なサンゴやカラフルな魚を間近に眺めながら、ゆったりと波間を漂うと心も体も癒やされてリフレッシュできます。

シュノーケルを楽しむ間は、長時間海水に体が浸かる状態になるので、海水温や天候の状況によっては想像以上に体温が奪われます。

しかも水泳のように常に体を動かし続けているわけではなく、浮遊している状態なので気が付かないまま低体温症に陥る危険性もあります。

そのため、シュノーケリングの際には、万全な防寒対策が欠かせません。

夏真っ盛りの7~8月なら西日本や沖縄の海水温は25~28℃程度と高めで、快晴で風がなければ水着やラッシュガードを着用してのシュノーケリングも可能ですが、長丁場では寒さを感じるケースも。

東日本では真夏でも海水温は21~25℃前後で、保温効果のあるアウターの着用が適しています。

アウターとしてはウェットスーツが定番ですが、冷え予防に真夏の海であってもインナーで重ね着をしておくと安心です。

代表的なインナーには、薄手なのに特殊ゴム製で肌に密着して、水や風の通りを遮断するエアースキンや、特殊気密起毛加工による保温効果が得られるホットカプセルが挙げられます。

ホットカプセルは、水鳥の羽毛のイメージそのもので、撥水性に優れた起毛で空気粒(カプセル)を閉じ込め、取り込んだ外気も素早く温める仕組みで、アウトドアスポーツでも活用されています。

エアースキンとホットカプセルの違いは、肌に接する内側の素材がゴムか起毛かという点で、エアースキンの方が保温効果はやや高めです。

シュノーケルのウェアは、気候に合わせてインナーで保温を強化し、海中の岩やサンゴ、クラゲから体を保護するアウターで仕上げるのがベストと言えます。

エアースキンは暖かいので、冷え性で寒がりの人には必需品?!

エアースキン 暖かい

夏の海水温は高めと言えども、海中で過ごす時間が長ければ心配になるのが体の冷え。

シュノーケリングの最中に体が凍えると、動きが鈍るだけでなく判断力も劣ってしまいます。

さらに寒さで余計な疲労感を味わうので、せっかくの海中観察にも集中できません。

日頃から冷え性を自覚し、寒いのが苦手という場合には、シュノーケルの基本装備である水着とウェットスーツにプラスして、防寒効果の高いインナーを活用するのがおススメです。

水着+ラッシュガード+ウェットスーツという組み合わせも良いですが、ラッシュガードには保温機能がないため、インナーを暖かなエアースキンに置き換えると絶好の寒さ対策となります。

エアースキンの最大の特長は、肌に密着して水を通さない構造になっている点です。

その秘密はゴム素材にあり、極小の気泡を含んだスポンジ状のクロロプレンを使用し、1つ1つの気泡が独立しているので水が貫通しない仕組みになっています。

0.5mmという薄さでも、肌面には熱反射の特別コーティングを施し、断熱及び熱を蓄える機能性を強化しているので、軽いのに暖かさが際立ちます。

内側の肌面はタックレス加工というのも強みで、摩擦を防ぎスムーズな着脱が可能です。

ブラックのエアースキンは、メンズはS~3Lの5サイズ、レディースはS~Lの3サイズ展開で、半袖または長袖のトップにショートジョン、長短のパンツのラインナップからお好みで選択できます。

伸縮性があり体にフィットする仕様なので、出来れば試着してからの購入が理想的です。

使用開始前に特殊ゴムの臭いが気になれば、やさしく手洗いして数日陰干ししておくと収まります。

ウェットスーツで外傷から体を守りつつ、浮力の恩恵を受け、エアースキンで防寒対策しておけば、長時間海中で過ごすことによる疲労の軽減も図れて一石二鳥です。

エアースキンのメタリックスは、断熱、保温、防水機能がより向上!?

エアースキン メタリックス

ウェットスーツの保温インナーとして知られるエアースキンには、ノーマル・メタリックス・CSPと3タイプあります。

ミドルレンジであるメタリックスは、エアースキンのノーマルタイプの2倍の厚みとなる1mmで、より高い保温効果が期待できます。

生地の中心には、ノーマルタイプと全く同じ独立気泡のクロロプレンゴムが使われていますが、内側の肌面にウレタンメタリックスのコーティングが施されている部分が違いです。

ウレタンは、伸縮性に優れており、体に良く馴染んで動きやすく、ウェットスーツの下に着込んでも、もたつきません。

また、超軽量で柔らかく、すぐに乾く特性があるので、陸に上ってからの冷えも予防できます。

エアースキンのノーマルタイプの断熱・保温・防水機能を、ウレタンメタリックス加工によりさらにパワーアップさせたのがエアースキンのメタリックス。

もちろんメタリックスも肌面はタックレス加工で、着脱もストレスフリーです。

エアースキンシリーズは、シュノーケルを始めるにあたり、他の道具や装備はレンタルで済ませても、快適度が向上するジャストサイズの保温インナーとして、購入を検討したいアイテムの1つです。

サイズやカラー展開、ウェアの種類は、エアースキンのノーマルと同様でも、メタリックスは価格がやや手頃なので、最初のインナーとしてもおススメです。

シュノーケルを始めとするマリンスポーツでは、外気温と海水温は必ずしも一致せず、雨風といった気象条件や入水の時間帯によっても、海中での体感温度が異なることを前提として、防寒対策を心得ておきましょう。

まとめ

美しい海底の世界を気軽に垣間見ることのできるシュノーケリングは、年齢や経験に関係なく始められる人気のマリンスポーツ。

海中では体温が奪われやすいので、真夏と言えども冷え対策としてウェットスーツの下に保温効果の高いエアースキンやホットカプセルを着用すると安心です。

エアースキンは薄手で伸縮性の高い特殊ゴム素材で肌に密着し、水や風をシャットダウン。

ウェットの下でも動きを遮ることなく、暖かさを保ちます。

通常のエアースキンより厚みがあり保温効果が高く、ウレタンメタリックス加工により断熱や防水機能をアップしたエアースキンのメタリックスも、最初の一着にピッタリのインナーです。