台風が近づくときに知っておきたい気象情報と警報、避難準備!

台風シーズンが到来し、そろそろ我々の生活に影響を及ぼす季節がやってきましたね。

突然の強風や雨に驚かされることも。

でも、実際のところ「台風」って一体どんなものなのでしょうか???

目次

台風の基本情報

台風とはどのような現象か?

台風は、熱帯や亜熱帯の海上で発生する強大な低気圧のことを指します。

北太平洋の南西部に発生し、北上して日本や東アジアなどを襲う暴風で、最大風速が毎秒17.2メートル以上に発達したものをいう。

簡単に言うと、大きな渦巻きのような雲ができて、その中心に向かって風が吹き込む現象です。

そして、これが日本近海に近づくと、私たちの生活にさまざまな影響を与えることになるんです。

台風の特徴

  • 強風: 台風の最も特徴的な現象は強風。これが海上を通過すると、高波を引き起こします。
  • 豪雨: 台風が持ってくる大量の水蒸気は、強い雨として地上に降り注ぎます。
  • : たまに台風の中心部やその外側で雷が発生することも。

台風の名前の由来は?

古く日本では、台風を「野分き(のわき)」と呼んでおり『源氏物語』第二八帖の巻名にも使われている。

気象用語としては、風速32.7メートル以上の強風を「颶風(ぐふう)」と呼ぶのが一般的であった。

明治時代末に、当時の中央気象台長「岡田武松」が「颱風(たいふう)」を使い、当用漢字が定められた1946年以降、「台」の字が代用され「台風」となった。

「台風」の元となる「颱風」の語源は以下の通り諸説ある。

  • 台湾や中国福建省で、激しい風のことを「大風(タイフーン)」といい、それがヨーロッパ諸国で音写され「typhoon」となり、それが再び中国や台湾へ入り、「颱風」という字を当てはめた。
  • アラビア語で、ぐるぐる回る意味の「tufan」が、「typhoon」となり「颱風」となった。
    9~10世紀にはインド経由の西アジアと中国の交易が盛んであったことや、宋や元の時代にはイスラム船が頻繁に中国に来航していたことから、台風の影響を受けたアラブ人の言葉が転じたという説。
  • ギリシャ神話の風の神「typhon(テュフォン)」が「typhoon」となり、「颱風」となった。

台風への備え

台風が近づくと、テレビやラジオで警戒情報が伝えられます。

外出を控える、雨漏りの対策、窓の確認など、台風に備えるための行動をとることが大切です。

台風の発生原因とメカニズム

台風の発生には、海水温が重要な役割を果たしています。

しかし、海水温だけではなく、他の条件も影響します。

  • 温暖な海水:台風のエネルギー源は海水。
    特に、海水温度が26℃以上のところで発生が促進されます。
  • コリオリの力:地球の自転によって生じるこの力が、風を旋回させて台風を形成します。
  • 低気圧の存在:この低気圧が台風の”芽”のようなもの。これが成長して台風となります。

台風のメカニズム

  1. 海水が太陽の熱で暖められて蒸発し、水蒸気に変わります。
  2. 水蒸気は上空に上がって冷やされて雲になります。
    このとき、水蒸気が液体に戻る際に熱エネルギーが放出されます。
  3. 熱エネルギーが放出されると、周囲の空気が温まって膨張し、さらに上昇します。
    すると、下から新しい空気が入ってきます。
  4. このようにして空気の循環が起こりますが、地球の自転によってコリオリの力が働きます。
    コリオリの力は赤道から離れるほど強くなります。
  5. コリオリ力の影響で、空気の循環は反時計回りに曲がります。
    これが台風の渦を作ります。
  6. 台風の中心部分は気圧が低くなります。これを「気圧中心」といいます。
    気圧中心では雲が少なく晴れていることが多いです。これを「目」と呼びます。
  7. 台風は海水から水蒸気や熱エネルギーを吸収して発達します。
  8. しかし、陸地に上陸すると水蒸気や熱エネルギーの供給源がなくなるため、次第に弱まります。

台風の進路予測の方法と信頼性

台風の進路予測は、さまざまな方法と技術を組み合わせて行われています。

近年の技術の進歩により、予測の精度は上がってきていますが、最終的には自分自身の安全を確保するための行動が大切になります。

台風の進路予測の方法

  • 観測データの活用
    気象衛星やレーダー、海上の浮体など、さまざまな観測機器から得られるデータを元に、台風の現在の位置や強さ、進行方向などが分析されます。
  • 数値予報モデルの利用
    これは、過去の気象データや現在の気圧や温度、湿度、風などの気象要素を格子状に分割して未来の気象を計算するためのモデルです。
    格子の細かさや計算する範囲によって、様々な数値予報モデルがあります。
    数値予報モデルは、コンピュータを使って大量の計算を行うことで、台風の進路や強さの予測を導き出します。
  • 専門家の判断
    最後に、気象予報士や専門家がこれまでの経験や知識を活かして、最終的な予測を行います。
    また、気象庁だけでなく、米国や欧州などの海外の気象機関も自分たちの数値予報モデルで台風の進路予測を行っており、それらも参考にしています 。

台風の進路予測の信頼性

台風の進路予測は、技術の進歩により年々精度が上がっています。
しかし、完璧に予測することは難しいです。

  • 予測の誤差
    数値予報モデルや観測データには、いくつかの誤差が含まれます。
    そのため、予測が実際の進路とは異なる場合があります。
  • 予測の改善
    ひまわり8号などの新しい観測衛星やレーダーなどの観測機器が導入されたことで、観測データの精度が向上しています。
    また、数値予報モデルも計算能力が上がり、格子の細かさや計算する範囲が拡大されました。

気象情報の取得方法

正確な情報源とは?

台風が近づいているとき正確な気象情報を知ることが超重要ですよね。

でないと、傘を持って出かけたり、外出を控えたりといった判断ができません。

そこで、今回は気象情報の正確な取得方法について調べてみました。

なぜ正確な気象情報が必要なのか

まず最初に、なぜ正確な気象情報が必要なのか?

台風の接近に伴う強風や大雨は、外出時の危険や住宅の損害のリスクを増大させます。

正確な情報を手に入れることで、事前の対策をとることができ、安全を確保できるのです。

信頼性の高い気象情報の情報源

  • 気象庁
    国の公式機関で、最も信頼性が高い情報を提供します。
    特に台風の進行情報や警報・注意報についての詳細はこちらをチェック。
  • 気象予報士
    気象予報士とは、国家資格を持った専門家です。
    気象予報士は、気象庁から提供されるデータをもとに、自らの分析や判断で予報を作成します。
    気象予報士は、テレビやラジオなどのメディアで気象情報を伝えることが多くありますが、インターネットやSNSなどでも活動しています。
    気象予報士の発表する気象情報は、気象庁よりも詳細かつ具体的な内容になることが多くあります。
    例えば、台風が近づいている場合には、その影響を受ける地域や時間帯、雨量や風速などを細かく予測します。
    また、台風の動きに対する自らの見解やコメントも付け加えることがあります。
    気象予報士の発表する気象情報は、個人差や誤差も存在します。
  • テレビやラジオのニュース
    主要な放送局は、気象予報士など気象専門家が解説を行いながら最新情報を提供。
    映像を通して台風の動きや影響を把握することができます。
  • スマホの気象アプリ
    これが便利!位置情報をもとにしたリアルタイムの気象情報を手軽にチェックできます。
    ただし、アプリによっては情報の更新頻度や精度にばらつきがあるので、複数の情報源を併用することをおすすめします。

情報を取得するときの注意点

気象情報は日々、時々刻々と変わるもの。

古い情報や信頼性の低い情報源をもとに行動すると、予期しないトラブルに見舞われる可能性があります。

常に最新かつ信頼性の高い情報源から情報を取得し、日常の生活や行動計画に役立ててください。

モバイルアプリやウェブサイトを活用する方法

台風が近づいている時、日常生活に影響が出ないようにするためには、正確な気象情報を常にチェックすることが重要です。

そこで便利な気象情報を簡単に手に入れることができるモバイルアプリやウェブサイトをご紹介します。

便利なモバイルアプリ

気象庁アプリ
  • 特徴
    公式な情報が得られるアプリ。
    細かい気象データや警報・注意報を正確にチェック。
  • おすすめポイント
    専門的なデータや解説を見たい方に最適。
Yahoo!天気
  • 特徴
    無料で利用可能。
    わかりやすいレイアウトで、今日・明日の天気はもちろん、台風の進行方向や予想進路もチェック可能。
  • おすすめポイント
    アラート機能が充実しており、台風や大雨の接近情報をリアルタイムで受け取ることができる。
    わかりやすいレイアウトで、今日・明日の天気はもちろん、台風の進行方向や予想進路もチェック可能。
ウェザーニュース
  • 特徴
    日本最大級の民間気象会社。
    ウェザーニュースでは、気象予報士が作成した予報や解説を見ることができます
    台風や豪雨などの災害に関する情報も発表されます。
  • おすすめポイント
    ウェザーニュースでは、台風の進路や強さ、影響範囲などを詳しく見ることができます。
    また、雨雲レーダーや衛星画像なども見ることができます。
Weather Underground
  • 特徴
    世界中の気象情報を取得。
    台風の進行方向や予想進路、降水量などの詳細情報も。
  • おすすめポイント
    世界中の天気が気になる方や、旅行計画を立てている方にオススメ。

PCで詳細に!おすすめウェブサイト

気象庁公式サイト
  • 特徴
    最も正確な情報が得られる。
    台風情報や警報・注意報の詳細、過去の気象データも。
  • おすすめポイント
    気象情報に詳しくなりたい方や、具体的なデータを基に行動を考える方にピッタリ。
Tenki.jp
  • 特徴
    全国の天気予報や台風情報、生活情報などを網羅。
    視覚的にも分かりやすく、初心者にもおすすめ。
  • おすすめポイント
    気軽に気象情報を得たい方や、明日の服装や予定を考える際の参考に。

台風に伴う気象警報の種類とその意味

台風が近づいているときには、気象庁から発表される「台風情報」や「警報・注意報」に注意しなければなりません。

特に「台風警報」は、台風の影響で危険な状況になる可能性が高いことを示すものです。

台風警報とは?

「台風警報」は、気象庁が各都道府県ごとに設定した基準をもとに発表されます。
基準は地域によって異なりますが、一般的には以下のようなものです。

暴風警報:最大瞬間風速25メートル以上または最大平均風速15メートル以上
大雨警報:1時間降水量50ミリメートル以上または24時間降水量200ミリメートル以上
洪水警報:河川の氾濫や堤防の決壊などが発生するおそれがある場合
高潮警報:平均海面より2メートル以上高くなるおそれがある場合
波浪警報:波高6メートル以上またはうねり5メートル以上

これらの基準を満たす場合に、「台風情報」とともに「台風警報」が発表されます。
「台風情報」では、台風の位置や進路、強さ、影響範囲などが示されます。

つまり、「台風警報」は、台風によって強い風や大雨、高潮などが発生し、人命や財産に重大な被害が生じる恐れがあることを知らせるものです。

気象警報の種類と発表基準(大雨警報、洪水警報など)

気象警報は、天気の変化や災害リスクを早めに知らせるための公式情報。

これにはいくつかの種類があり、それぞれの警報が示す意味や基準が異なります。

台風警報と一口に言っても、その種類はいくつかあります。

主な気象警報の種類

  • 特別警報
    大雨や強風、高波など、非常に危険な状況が予想されるときに出されます。
    生命や身の安全に直結するので、この警報が出たら、すぐに安全な場所へ避難すること。
  • 警報
    強風、高波、洪水などの自然現象が予想される地域に出されます。
    日常生活に影響が出ることもあるので、予め対策を考えておきましょう。
  • 注意報
    警報よりも一段階軽い情報。まだ大きな影響はないものの、今後の情報に注意してください。

発表基準

気象庁の発表基準は全国一律ではなく地域ごとに異なります。

一例を載せておきます。正確な基準は気象庁の公式サイトを参照してください。

  • 大雨の警報
    24時間以内に一定の雨量が降ると予測される時。
  • 強風の警報
    風速が10m/s以上、または最大瞬間風速が15m/s以上と予測される時。

気象警報が発表されたらどうすべきか

気象警報を聞いたら、まずは安全確保!

家の中にいる場合は、しっかり窓やドアを閉めること。
また、外出を避け、必要最低限の行動をとるようにしましょう。

警報が出たら、テレビやラジオでの最新情報をチェックするのも大切です。

以下の対策を参考にしてください。

  • 窓ガラスが割れることを防ぐため、窓にテープを貼る。
  • 高波や洪水の危険がある場所は避ける。
  • 外出は避け、家の中で安全な場所を確保する。
  • 最新の気象情報を定期的にチェックする。

気象警報が解除されたらどうすべきか

気象警報が解除されたからといって、すぐに安心してはいけません。

なぜなら、気象警報はあくまで気象現象に関するものであり、災害状況に関するものではないからです。

気象警報解除後の一般的な対処法をご紹介します。

  • 自治体の指示に従う
    気象警報が解除された後も、自治体から避難勧告や避難指示などの情報が発表される場合があります。その場合は、必ずその指示に従ってください。
  • 家の周りや屋根の確認をする
    警報中に家を離れていた場合や、自宅に滞在していた場合でも、家の周りや屋根の確認は必須。
    落ちてきた枝やゴミ、瓦が飛んできたりしていないか、しっかりとチェックしましょう。
  • 道路情報や交通機関の状況を確認
    気象警報解除後も、道路が冠水している場所や交通機関の運行が乱れていることがよくあります。
    外出の前に、道路情報や鉄道、バスの運行状況を確認して、安全に移動できるルートを選ぶよう心掛けましょう。
  • 非常用品はまとめておく
    次の警報のために、非常用品はきちんとまとめておきましょう。
    また、今回使用したものがあれば補充して、次回の備えも忘れずに。
  • 近所の方々と情報共有
    近所の方々と情報を共有することで、地域の安全を一緒に守ることができます。
    特に高齢者や子供がいる家庭には、安全確認のために声をかけてみてください。

台風に備える避難準備と行動指針

台風は、強い風や大雨によって、家屋の損壊や浸水、停電などの被害をもたらす恐れがあります。

台風が近づいているときは、避難所への移動や自宅での待機など、自分の安全を確保するために必要な行動をとりましょう。

その際に、事前に準備しておくべきポイントと持ち物を紹介します。

4-1. 避難準備のポイントと必要な持ち物

台風が接近する前にやるべきポイント

  1. 家の外の備えを行う(大雨が降る前、風が強くなる前に済ませましょう)
    窓や雨戸はしっかりと鍵をかけ、必要に応じて補強しましょう。
    側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておきましょう。
    風で飛ばされそうな物は飛ばないように固定したり、屋内へ格納しましょう。
  2. 家の中の備えを行う
    非常用具を確認しましょう。 (懐中電灯、携帯用ラジオ(乾電池式)、救急用品など)
    室内からの安全対策をしましょう。 (窓ガラスに飛散防止フィルムやテープなどを貼ったり、カーテンやブラインドを下ろすなど)
    水の確保をしましょう。 (断水に備えて飲料水を確保したり、浴槽に水を張って生活用水を確保するなど)
  3. 非常用食品を準備しましょう。
    乾パンやクラッカー、レトルト食品、缶詰など
  4. 貴重品や必要書類をまとめておきましょう。
    預金通帳、印鑑、現金、健康保険証、お薬手帳など
  5. 避難所や避難経路を確認しておきましょう。
    市町村のホームページや防災マップなどで調べられます

必要な持ち物をリストアップ

 

台風の避難時に必要な持ち物をリストアップしておくことはとっても大切。
以下は基本的な持ち物リストです。

  • 水と食料(非常食、缶詰、おにぎりなど3日分)
  • ライター、マッチ
  • 懐中電灯(予備の電池も)
  • ラジオ(情報収集のため)
  • 携帯充電器
  • 現金(電気が止まるとATMが使えなくなるので)
  • 重要な書類(健康保険証、免許証、印鑑など)
  • 衣類(着替え、下着、タオルなど)
  • 救急セット(絆創膏、消毒液、包帯など)
  • 薬(特に常用している薬があれば)

避難場所の選び方と避難時の注意点

台風シーズン、突然の大雨や強風にどう対処すればいいのか、不安に感じることはありませんか?

特に、台風の影響を受けやすい地域に住んでいる方は、避難を考えることも多いでしょう。

避難場所の選び方

  • 高台を選ぶ
    洪水や高潮の被害を避けるため、できるだけ高い場所にある避難所を選びましょう。
  • 建物の構造をチェック
    土砂崩れのリスクがある場合は、堅固な構造の建物を選びましょう。
  • 周辺の環境を確認
    大きな木や電柱など、倒れる可能性のあるものが近くにないかをチェックしてください。
  • アクセス
    避難する際のアクセスルートも確認しておきましょう。
    特に夜間や悪天候の中での避難を考えると、事前にルートを確認しておくことが大切です。

避難時の注意点

  • 早めに行動
    台風の接近や悪化する天気を待たずに、早めに避難場所へ移動することをオススメします。
  • 持ち物
    必要最低限の荷物(貴重品、水、非常食、懐中電灯、ラジオ、予備の電池など)を準備しておくことが重要です。
  • 情報収集
    最新の天気情報や避難情報を常にチェックしましょう。
    ラジオやスマートフォンを活用して、情報を入手することが大切です。
  • 安全第一
    何よりも自分と家族の安全を最優先に考えて行動してください。

避難所での生活をスムーズにするための準備

台風が近づいている時、避難所での生活を少しでもスムーズにするための準備は大切です。

もしもの時のために、今から準備をしておきましょう。

 

  • 必携アイテムをリストアップして準備
    まずは、避難する際に持っていくべきアイテムをリストアップしましょう。
    水や食料などの飲食物(保存期間が長く、開封後もすぐに食べられるもの)、懐中電灯、予備の電池、ラジオや携帯電話などの情報収集用具(充電器や予備バッテリーも忘れずに)、現金、身分証明書や保険証などの重要書類などが基本的なリストになります。
  • 薬や日常の必需品を忘れずに
    持病がある方や日常的に必要な薬、コンタクトレンズのケアグッズ、着替えや下着などの衣類(汚れやすいものは避ける)、おむつや生理用品、タオルや歯ブラシなどの身だしなみ用品、トイレットペーパーや生理用品などの衛生用品など日常生活に必要なものも忘れずに持っていきましょう。
  • 保温・保冷グッズを持参する
    避難所は状況によっては冷暖房が十分でないことも。保温用の毛布や手袋、保冷グッズで飲料や食料を冷やしておくことも考えてみてください。
  • 小さな椅子や座布団、寝具で快適さを
    避難所では十分な座席、寝具が確保できない場合も。
    折りたたみ式の小さな椅子や座布団、敷物や毛布などの寝具(寝袋やマットレスもあれば便利)を持参すると、快適に過ごせるかもしれませんね。
  • コミュニケーションツールを活用する
    避難所では多くの人と共同生活をすることになります。
    マスクや消毒液などの感染症対策用品、困ったことや必要な情報を交換するために、手書きのメモやホワイトボード、マジックペンを持参すると便利です。
  • 本やゲームなどの娯楽用品
    長い避難生活になった場合、気を紛らわせるためにも重要なグッズ!

ペットや高齢者の避難時の注意点

台風の接近時は、ペットや高齢者の避難には特別な注意が必要です。

事前の準備と知識で、家族全員が安全に過ごせるよう心がけましょう。

ペットとの避難

台風の強風や雷の音はペットにとって大きなストレスとなります。

 

台風のペットへの影響
環境の変化に敏感なペットたちは、突然の避難で混乱することが考えられます。
ストレスを軽減するために、ペットと一緒にいる時間を増やしたり、お気に入りのおもちゃやぬいぐるみなどを持たせたりしましょう。

避難グッズの準備
ペット用のキャリーバッグやケージ、首輪やリード、食器や水筒、エサやおやつ、毛布やタオル、トイレ用品、救急キット、おもちゃやおやつなどを準備しておきましょう。
また、ワクチン証明書や健康診断書、マイクロチップの登録証などの書類も必要です。

避難先での注意点
公共の避難所ではペットとの同伴が難しい場合があるので、事前に確認が必要です。
連れて行けない場合は、ペットホテルや友人・知人などの預かり先を探しておきましょう。
また、避難所では他のペットや人とトラブルにならないように注意しましょう。
特に犬は吠えたり噛んだりすることがあります。
必要ならばマズルをつけたり、別のスペースに隔離したりしましょう。

高齢者との避難

高齢者は体力や免疫力が低下しているため、台風の影響を受けやすいです。

 

台風時の高齢者の特別な注意点
特に暑さや寒さに弱く、熱中症や低体温症にかかりやすいです。
避難する際は服装や持ち物に気をつけましょう。

避難グッズの準備
高齢者は持病がある場合が多いです。
必要な薬や医療機器を忘れずに持って行きましょう。
また、医師から処方された用法・用量を守って服用しましょう。

避難先での注意点
高齢者は歩行困難や視力・聴力の低下などで移動が困難な場合があります。
できるだけ手を貸してサポートしましょう。
避難する際は杖や車椅子などの補助具を使って安全に移動しましょう。
また、周囲の人に声をかけて助けを求めましょう。

避難後の安否確認と復旧支援

台風が去った後、まずは自分や家族、友人などの安否を確認しましょう。

安否確認の方法

  • 電話やメールなどで直接連絡を取る
  • 災害用伝言板や安否情報サービスを利用する
  • 避難所や自治体の担当者に問い合わせる

安否確認をする際には、以下の点に注意してください。

  • 電話回線やインターネットが混雑している可能性があるので、必要最低限の連絡にとどめる
  • 災害用伝言板や安否情報サービスは、登録した情報が公開されることに同意する必要があるので、個人情報の取り扱いに注意する
  • 避難所や自治体の担当者は多忙な場合があるので、迷惑をかけないように丁寧に対応する

復旧支援の方法と注意点

台風で被害を受けた場合、復旧支援を受けることができます。

  • 災害救助法や災害対策基本法などの法律に基づいて、国や自治体から支援を受ける
  • 災害ボランティアやNPOなどの民間団体から支援を受ける
  • 保険会社や金融機関などから支援を受ける

復旧支援を受ける際には、以下の点に注意してください。

  • 支援を受けるためには、被害状況や申請手続きなどを正確に把握する必要があるので、関係機関に問い合わせる
  • 支援を受ける権利や義務を理解し、不正な利用や悪用をしない
  • 支援を受けた後は、感謝の気持ちを忘れずに返済や寄付などを行う