積もった埃の掃除はこうすれば簡単!舞い上げないように注意!?

積もった埃 掃除

ついさっき掃除を終えたばかりなのに、どこからともなく出現する埃。

忙しい主婦にとってはイラっとしてしまう瞬間です。

埃は、衣類やカーペット等の繊維が抜け落ちたものに、ダニの死骸やカビ・フケ・垢・体毛・食べかす等、ありとあらゆるゴミが合わさった細かいチリの総称。

人間が暮らす限り、空気中を浮遊する埃の撲滅は不可能で、こまめに掃除を続けるしかありません。

空間を舞い続ける埃は、静電気によって引き寄せられ、少しずつ大きな塊になります。

重くなった埃は、床や棚に落ち着いて次々と蓄積します。

積もった埃を上手に掃除する方法は、埃を空中に舞い上げないようにモップやワイパーで拭き取るのがファーストステップです。

広範囲を覆う埃を前にして、掃除機で瞬時に吸引したい衝動に駆られますが、掃除機の排気が埃を拡散してしまうので全くの逆効果。

埃の除去が可能な空気清浄機メーカーのデータによると、一旦舞い上がった埃は大きさにより再び舞い降りるのに5~30分かかります。

また、バクテリアなど極小粒子レベルの埃だと、8~10時間も空中を浮遊してから落下するという結果です。

そのため、溜まった埃を効率良く除去するには、いかに埃を舞い上げないかにかかってきます。

モップやワイパーで埃を拭き取ってから、掃除機やハンドクリーナーで仕上げる方法が簡単で、最も効果的です。

さらに、棚や床を水拭きして清めると、埃を残すことなく落とせてさっぱりします。

埃の掃除は、まるでイタチごっこのようですが、些細な工夫がキレイな環境を保つ鍵になるので、正しい手順を是非覚えておきましょう。

大量のほこりを掃除する場合、まずは掃除機で!そのあとは・・・

大量のほこり 掃除

ほこりは溜め込まないのが一番。

その理由は、ほこりをそのままにしておくと、フワリと軽い綿ぼこりから、湿気を含んでこびりつく厄介なほこりに、あっという間に変わってしまうからです。

また、ハウスダストはアレルギーや喘息を起こす原因で、健康に深刻な影響を与えるため、たかがほこりと軽視できません。

指でなぞることができるような棚や机の上の軽いほこりなら、はたきやワイプでほぼ取り除けますが、難易度が高いのは大量のほこりが蓄積した箇所。

普段の生活でめったに動かすことのないタンスや本棚の裏側下部、ソファやベッドの下、冷蔵庫の裏側など、どっさりとほこりが溜まっています。

手が届きにくく掃除が難しい場所なので、この場合は延長ノズルを付けた掃除機で一気にほこりを吸い込んでしまうのが得策です。

ほうきやワイパーで狭い裏面のほこりを取り除くのは、返ってほこりを散らかすだけなのでNG。

大量のほこりを掃除機で除去してすっきりした後は、次回の掃除が楽になるよう、ほこりの予防対策をしておきましょう。

ほこりは、空気の流れで起きる静電気により壁に付着した粒子が集まって段々と大型化し、重みで床に落ちて積もったものでもあります。

そのサイクルを断ち切るためには、綺麗に掃除した箇所の壁や床に、静電気が発生しないようなコーティングを施すのが最適です。

と言ってもその方法はとてもシンプルで、柔軟剤を少量入れた水に雑巾を浸してから少し乾かし、壁や床を拭くだけ。

柔軟剤には、表面の滑りを良くして摩擦を起こしにくくする静電気防止効果もあるため、ほこりを抑える裏の手としても活用ができます。

固まったホコリが風呂のドアやレールにあるときの掃除方法はコレ!?

固まったホコリ 風呂

本棚やテレビ台、ランプシェードの上などは、目線の高さに近いので、ホコリを被った状態に気が付きやすい箇所です。

反対に、注意していなければホコリを見落としてしまいがちなのが、足元に近い部分。

例えば、お風呂のドアの最下部やドアレールに積もったホコリは、長いこと放置されて固まり、ガビガビの状態です。

乾いたホコリが湿気を含んで硬くなるうえに、水垢だけでなくシャンプーやボディソープ、皮脂など様々な汚れが加わり、頑固になっています。

加えて、お風呂のドアの最下部には通常、換気のための隙間(ガラリ)が設けられており、空気が通り抜けられる構造のためホコリが溜まっても仕方がありません。

お風呂ドアやレールに付着して固まったホコリは、サッシブラシを使って掃き落とすか、ヘラでこそぎ落とすようにして除去します。

手強い固まりには、お風呂掃除用の中性洗剤を使い、やわらかくしてから落とすのがポイントです。

それでもダメなら、水垢や石鹸カスはアルカリ性の汚れなので、より強力な酸性洗剤やクエン酸を利用してスポンジで磨き取る手法も使えます。

固まったホコリ汚れを落としたら、綺麗に水洗いして、乾いた雑巾でしっかりと水気を拭って完了です。

少々の手間と時間がかかる、お風呂のドアやレールにこびりついた固まったホコリの掃除。

毎回の作業をスムーズに進めるために、入浴後は常にドアやレールの水分を取り、十分に乾燥させておくことが大切です。

ちなみに最近は、貼るだけでホコリを寄せ付けない、お風呂のドア用ホコリとりフィルターが入手できるので、必殺技として活用してみても良いかもしれません。

まとめ

知らぬ間に現れて蓄積する埃は掃除の手間がかかる厄介な存在。

人間が室内で生活を営む限り、埃は付いて回るので、それぞれの状態に合わせて効率の良い方法で取り除き、上手く共存するしかありません。

積もった埃は、モップやワイパーで拭き取ってから掃除機で仕上げると、埃の舞い上がりが防げます。

家具の背面下などに溜まった大量のほこりは、掃除機で一気に吸引するのが一番です。

その後は、柔軟剤を含んだ雑巾で床や壁を拭いて、ほこりが溜まる原因である静電気を予防しておくと、次回の掃除が楽になります。

湿気を含み固まったお風呂のドアやレールのホコリは、洗剤を使ってやわらかくして落とす方法がおススメです。