酉の市で買った熊手の処分する方法って、どうすれば良いのでしょうか?
熊手は毎年替えるものなので、次の年の「酉の市」に行った時に納めるのがベストですよ。
古い熊手を納める「熊手納め所」があるので、1年間福を運んでもらったことを感謝して納めましょう。
これは古い御札などを納める「納札所」と同じ感じですね。
ただ、その時期に返しに行けなかった場合や、次に熊手を買う予定がない場合は、お清めを家庭でちゃんと行なってから一般ゴミで処分する方法もあります。
家庭での処分方法
①広げた新聞紙の上に、熊手を熾きます
②清めの塩を左、右、左と3回かけます
③広げた新聞紙に、そのまま包んで処分します
酉の市で売っている熊手の意味や由来、買い方は?初心者に伝授!
酉の市とは江戸時代に盛んだったお祭りの一種で、全国にある大鳥神社、鳥や鷲にゆかりのある神社では今でも開催されています。
都内だと「鷲神社」「大國魂神社」「花園神社」が規模が大きくて江戸三大酉の市として有名ですね。
秋の風物詩「酉の市」は、毎年11月の「酉の日」に縁起物とされている熊手を購入することで、1年無事に過ごせた報告と来年の福を願うことが祭りの風習になっています。
熊手の意味
熊手は穀物や落ち葉をかき集める道具で、この熊手が「縁起熊手」の発端で、農産物の収穫祭として最初は行われていたのですが、そこに熊手も売られていて、商売をする人が「熊手」を言葉遊びで、
- 福をかき集める
- 運をかきこむ
- 金銀をかき集める
と意味づけしたことによって、縁起物として広まっていったそうです。
熊手の由来
「縁起が良い」と言われてる、
- 七福神
- 松竹梅
- 大判小判
- おたふく
を「縁起物の熊手」に飾ると、縁起が大きくなる、と今現在も言われ続けている由来です。
熊手の買い方
そして買い方には作法があります。
熊手屋さんに言われた値段で買ってはダメで、必ず値切り交渉をして、交渉成立したら値切った分のお金は熊手屋さんに「お礼金」として渡すのです。
最終的には言われた値段になるのですが、熊手屋さんとの「駆け引き」を楽しむのも、この祭りの楽しみ方の一つです。
酉の市の熊手の値段はどれくらい?壱萬円なら手締めをしてくれる!?
熊手の値段は大きさによって変わってきますが、一番小さいサイズのもので、1000円程度が相場みたいなので、家庭でも買いやすい値段ですよね。
大きなサイズになってくると1万円〜2万円となってきて、もっと大きな縁起をかつぐような商売をしている企業向けのものだと10万円を超えるものもあります。
飾りについているのは、おかめ·松竹梅·稲穂·大判小判などの福を呼び込むもの、金運に繋がりがあるものなどがあります。
後は手締めのやり方も店によって違ってくるので、この手締めをウォッチするのも楽しいかもしれません。
手締め
この「手締め」ですが、1万円程の熊手を買えば、熊手屋さんがしてくれるところが多いみたいですね。
もしくは、毎年同じところで買って常連になれば、してもらえる熊手屋さんもいるかもしれません。
最初は小さい熊手から買っていき、次に行く時に次の大きさを買うのが主流ですよ。
まとめ
熊手を使う機会ってなかなかないので、このような「酉の市」もテレビでしか見たことがない人も多いと思います。
熊手って、こんな縁起をかつぐ意味を持って、商売繁盛などのシンボルになっているんです。
酉の市での熊手屋さんとの値段交渉も楽しそうで、掛け声を聞くだけでも楽しめます。 機会があれば、是非とも「酉の市」へ行ってみてくださいね。