最近、70歳以上の高齢ドライバーによる交通事故が増えてきている状態です。
そのために高齢者の免許更新には、色んな講習が導入されてきています。
70歳で免許の更新をする時には「高齢者講習」が1998年から道交法改正で義務づけられています。
又、2009年には「講習予備検査(認知機能検査)」が導入され、記憶力·判断力を調べる筆記テストが行われています。
高齢者講習は試験ではないので、合否はありません。
ですが、認知症などの早期発見につながるし、事故を防ぐことは可能ですよね。
免許の更新には年齢制限はないので、「講習」や「予備検査」にクリアした高齢者は免許更新もできるし、ゴールド免許を取ることもできます。
ただ、更新期間は短くなってしまいます。
- 70歳以上は、5年から4年
- 71歳以上は、3年
このように短縮されますが、更新はできるのです。
運転免許の自主返納を、家族で検討するのは大事ですよね。
高齢者マークは70歳以下ならつけなくてもOK!?いくつから?
70歳以上の高齢者が運転する車に付いている「高齢者マーク」ですが、高齢者マークは、70歳以上の人が加齢に伴い身体機能の低下による車の運転への影響が出るかもしれないと思われる人が付ける「標識」になります。
仮に、70歳以下の人が「高齢者マーク」を付けていたとしても違反にもなりませんし、罰金にもなりません。
最初に高齢者マークが導入された1997年は、対象が75歳以上からとなっていましたが、
高齢者ドライバーの事故が年々増えてきたことから2002年に70歳以上からに引き下げられたのです。
ですが、高齢者マークは初心者マークみたいに義務化ではないのです。
あくまで、努力義務になっています。
なので絶対に付けなければいけないという義務にはなりません。
もし70歳以上のドライバーが「高齢者マーク」を付けていなかったとしても、道交法違反にはならないですが、違反したら反則金4000円と免許の点数が1点減点されるので、義務に近いものにはなっています。
高齢者マークの装着は任意?!つけるメリットとデメリットは!?
70歳以上のドライバーは高齢者マークの装着は、義務ではなく任意になっています。
メリットとしては高齢者マークがついている車に対して、危険を回避させるための例外を除き、
- 幅寄せ
- 割り込み
をした場合には、そのドライバーに対して罰則があります。
なので、保護義務によって高齢者ドライバーは安心して運転できるということになります。
一方でデメリットがあるのかと言えば、
付けていることによって高齢者ドライバーに対して、何か責任が発生することはないので、デメリットはありません。
高齢者マークは任意ではありますが「この車を運転しているのは高齢者ドライバーです」
ということを周りに分かってもらうためにも、70歳以上なら付けておくことをオススメします。
まとめ
年々、テレビのニュースでも高齢者ドライバーが「ブレーキ」と「アクセル」を踏み間違えて事故が起こってしまったとか、前方を見ていなかったりして衝突してしまったとか、
道路を逆走していても気づいていなくて大事故が起こってしまったとか、危険な高齢者ドライバーが増えてきているのが事実ですよね。
周りにいる家族が普段から気にかけてあげることも大切なことだと思います。
運転をする人は、高齢者マークが付いている車が、前を走っていたら、思いやりを持って、あおったり、割り込んだりせずに安全運転を心がけるようにしましょう。