桃の節句が終わったらいつまでお雛さまを飾るかの問題が解決!

桃の節句 いつまで

冬の寒さが少し和らぎ、梅や桃の花が咲き始めると、待ちに待った春の到来です。

3月3日は、四季の移り変わりを祝う節句行事である桃の節句。

桃の節句は、雛祭り(ひなまつり)とも呼ばれ、女の子の健やかな成長と健康を祈願する日でもあります。

女の子の身代わりとして、災禍を避け守ってくれる雛人形を飾り、縁起の良い食べ物で祝うのが習わしです。

“あかりをつけましょぼんぼりに、お花をあげましょ桃の花~”の歌い出しでお馴染みの「うれしいひなまつり」を口ずさみながら、お雛さまを飾り付ける作業は、娘の成長を感じられる幸せなひと時。

お雛さまを飾ったらひと安心ですが、忘れてはならないのが片付けのタイミングです。

なぜなら、雛人形をいつまでも飾っていると嫁に行き遅れる、つまり婚期を逃すという意味深なジンクスがあるからです。

昭和初期に定着したと言われるこの迷信の根拠は定かではなく、嫁入り道具でもあった雛飾りを大切に扱い、カビを防いできちんと保管することを暗示し、礼儀作法への注意喚起であったことが考えられます。

そのため、いつまで飾っておけばいいのか、絶対的な決まりは実際のところ一切ないのでご安心を。

ただ、近年は雛飾りは遅くとも3月20日の春の彼岸(春分の日)までには、片付けるのが良しとされています。

片付けの時期は地域による違いもあり、桃の節句を終えた直後の3月3日中もしくは翌日の4日にはしまってしまう事例もあります。

その一方で、時間をかけて飾った艶やかな雛人形を、桃の節句の翌日に仕舞ってしまうのは何だか味気なく、数日間は楽しみたいというのも、もちろん許容範囲です。

ちなみに、雛祭りの前日にお雛さまを飾る「一夜飾り」も、縁起が良くないとされています。これも迷信ですが、何となく気にしてしまいそうです。

桃の節句の飾り付けなら?絶対に知っておきたいおススメの飾り付け!

桃の節句 飾り付け

桃の節句には、雛人形のディスプレイがメインとなりますが、昔ながらの伝統的な飾りを目にしても、おめでたく華やかな雰囲気が足りないと感じるかもしれません。

そんな時は、春めく季節や女の子の成長を祝う、明るい飾り付けをプラスして晴れの日を盛り上げてみませんか?

正統派の飾り付けなら、お名前旗とつるし飾りが追加アイテムとしておススメです。

お名前旗は、女の子の名前や誕生日を刺繍したタペストリーで、雛飾りが誰に向けられたものなのかを明白にし、特別感を高めます。

縁起の良いウサギや鞠(まり)、春らしい梅や桜をあしらった豪華絢爛なデザインで、自分だけの雛飾りにアップグレード。

つるし飾りは、桃の節句にちなんだ縁起物をカラフルな布地で縫製し、糸や紐で結んで飾ったもので、赤ちゃん用のモビールに似ています。

可愛らしさ満点で、ずっと眺めていたくなる飾りです。

さらに、桃の節句の伝統に、今どきのモダンなテイストを加えてお洒落に演出するなら、ガーランドやハニカムボール等のクラフト系のデコレーションが外せません。

誕生日パーティー等でお馴染みのガーランドは、紙や布で作った飾りを紐に通した壁掛けで、色とりどりの三角形の旗を繋げたり、桃の花やぼんぼりから文字列まで多様に表現できる優れもの。

その見た目から“蜂の巣”と呼ばれるハニカムボールは、軽やかでポップなペーパークラフトで、ふんわりと丸いフォルムがキュートな飾りです。

桃の節句ならではの菱餅カラーに合わせたピンク・グリーン・ホワイトの3色をふんだんに取り入れると、ぱっと明るく春爛漫のお部屋にできます。

他にも、クラフトショップや100均で入手できる梅や桜をモチーフにした貼るだけのステッカーや造花をフル活用して、雛祭りムード満載のインテリアに仕上げてみましょう。

桃の節句の飾りを折り紙で作るなら、かわいいものを作っちゃおう!

桃の節句 飾り 折り紙

雛祭りの準備やデコレーションはママの腕の見せ所ですが、お祝いの主役である愛娘と一緒に楽しむアクティビティも、桃の節句を実感するのに最適です。

中でも、手軽で親しみのある折り紙なら、すぐに始められて簡単なのが一番の魅力。雛祭りでも活用しない手はありません。

桃の節句の飾りを折り紙で作るなら、まずはお決まりのお内裏様とお雛様に挑戦を。

ネットで検索してみると、実に多くの種類の男雛と女雛の折り方が紹介されており、難易度もさまざまです。子どもの年齢や好みに合わせて自在に選べます。

着物部分には、古風な柄の和紙や折り紙を使って、リアリティを出すのがコツ。

余力があれば、三人官女や五人囃子、左大臣に右大臣とひな壇の豪華メンバーを折り紙で揃えてしまうのも、壮観です。

ぼんぼりや菱餅といった雛祭りならではのアイテムも、折り紙なら可愛く作ることができます。

ほのかなピンク色が優しい桃の花や桜の花は、折り紙を切って重ねるパターンだけでなく、立体的に折って作るパターンも多々あり、ハンドメイドの桃の節句飾りにぴったりです。

テーブルの上に飾ってさり気なく桃の節句をアピールできる、3色カラーの雛あられを入れるお菓子箱(香箱)も、折り紙ならサッと作れて重宝します。

折り紙が得意な親子には、パーツを作って組み立てるユニット折り紙で、立体的なくす玉や鞠を仕上げて、スペシャルな飾りを手に入れましょう。

立派な雛飾りも喜ばしく嬉しいものですが、自分で作った折り紙の節句アイテムも愛着のわく、とっておきの飾りになります。

まとめ

女児の健やかな成長を願う3月3日の桃の節句には、雛飾りが欠かせません。

雛人形を長い間飾り付けたままにすると、婚期を逃すといった不吉なジンクスに不安になってしまいますが、全くの迷信なのでご安心を。

お雛さまの片付けのタイミングには絶対的なルールはなく、遅くとも3月20日の春分の日までには、収納するのが良いでしょう。

桃の節句のお祝いムードを盛り上げるなら、雛人形にプラスしてお名前旗やつるし飾りでゴージャス感をアップ。

ガーランドやハニカムボールを活用してのモダンな飾りも、お部屋が明るくなりおススメです。

ハンドメイドの桃の節句飾りなら、親子で楽しめる折り紙が大活躍します。 雛飾りを再現したり、ぼんぼりや鞠、桃の花など、子どもが笑顔になること間違いなしのかわいいアイテムの数々が創作できます。