2020年は新型コロナウイルスの大流行によって、新たな言葉がたくさん生まれましたね。
そのなかには「コロナ禍」といわれる言葉も含まれます。
読み方は「コロナか」で「コロナうず」ではありません。
「禍」と「渦」には漢字の見た目だけではなくもちろん意味にも違いがあります。
「禍」は、喜ばしくない事柄や思いがけない災難という意味であり、まさしく2020年を現す漢字ですね。
そして「渦」は、流れのなかで出来上がった螺旋状の形のことです。
渦中の人(かちゅうのひと)などと使われるときは揉め事の中心というような意味になります。
2020年のコロナが流行りだした当初は「コロナ禍」でしたが、コロナウイルスによる新しい生活様式の広まってきた今は「コロナ渦」でもおかしくなさそうですね…。
コロナ禍の発音は「ころなか」ですが、意味や書き方、書き順は?!
さて、今や聞くことも多くなった「コロナ禍」ですが、意味は先述したとおりで思いがけない災難、喜ばしくない事柄という意味です。
例えば戦争による災難のことは戦禍といいます。
読み方は「か」だけではなく「まが」や「わざわい」とも読みます。
「まが」に関しては禍々しい(まがまがしい)のように使います。
読み方はどれもあまりイメージがよくないですね。
部首は示へん、画数は13画、漢字検定では準2級に出てきます。
書き方はまず部首の示へんから書いていき、そのあとに右側の咼を書きます。
コロナ禍の別の言い方にはどんなものがある?わかりやすいのは!?
コロナ禍の「禍」の使いどころがわかり、ある程度みんなが使い始めたらなんとなく使いにくくなりませんか。
また、コロナウイルスが流行して大変な時期に、この一言で安易に済まされてしまうというデメリットもあるような気がします。
また、声に出しても伝わりにくいこともあるようで、テロップやタイトル、紙面の記事などには使用されやすいですが、ニュースの本文などには使われないことが多いようです。
さてそんなコロナ禍の他の言い方について考えてみましょう。
禍は災いなどの意味を表しますから、同じ悪い意味で言い換えるならコロナ危機などとするのが無難かと思います。
逆にコロナ禍という今の時代の悪いイメージを払拭したい、もしくはポジティブに考えたい人に向けて「コロナチャレンジ」と言い換える、なんてことを提案している人もいます。
ピンチはチャンス!と前向きに捉える考え方はどんなことも乗り越えていけそうですよね!
まとめ
コロナ禍について、
- 読み方は「コロナか」
- 「禍」の読み方は「か」だけではなく「まが」や「わざわい」とも読む
喜ばしくない事柄や思いがけない災難という意味がある。 - 部首は示へん、画数は13画、漢字検定では準2級に出る。
- 同じ悪い意味で言い換えるならコロナ危機などとするのが無難。
ポジティブに考えたい人に向けて「コロナチャレンジ」と言い換えるなど様々な言い方がある。
コロナ禍について書いてきましたが、言い換えについてもいろんな考えがあるんですね。
これからは前向きに考えることによって、災いが少しでも減ることを期待したいですね!