除湿剤と乾燥剤の違いはなに?湿度を下げるのは一緒では?!

除湿剤 乾燥剤 違い

夏は、温度25~28度、湿度45~60%の環境が一番快適に過ごせると言われています。

ジメジメと湿度の高い梅雨や夏は、少しでも快適に過ごしたいですよね。

そんなときに湿度を下げるために、除湿剤?乾燥剤?を使おうと考えたことはありませんか?

実は除湿剤と乾燥剤には違いがあるんです。

除湿剤と乾燥剤の違いは?

まず大きな違いは湿気を取り除くものか、食品などを乾燥させるためのものかで用途が違います。

除湿剤は多くが塩化カルシウムを採用しています。

乾燥剤はシリカゲルとも呼ばれる二酸化ケイ素や石灰に使われる酸化カルシウムが原料とされています。

塩化カルシウムのほうが水分を吸収する能力が高いので、除湿したいときは除湿剤を選ぶ方がいいです。

湿度を下げるから効果も同じだと勘違いして乾燥剤を使うと、思ったより効果が無くてガッカリしてしまいますよ。

除湿剤って再利用できる?乾燥させることができれば使えるか??

除湿剤 再利用

乾燥剤のシリカゲルは、使ったあとも乾燥させたり加熱することで水分を飛ばせば再利用できます

では、除湿剤は再利用できるのでしょうか?

答えは「種類による」です。

中身がシリカゲルなら再利用できますが、生石灰や塩化カルシウムであれば再利用は不可能です。

塩化カルシウムは水になってしまうからです。

ですから、塩化カルシウムを使っている除湿剤は再利用できないと覚えておきましょう。

中身がシリカゲルの場合は、以下の方法で再利用できます。

シリカゲルの再利用方法

市販している家庭用のシリカゲルは、透明の粒の中に青色のシリカゲルが混ざっています。

使っていくと青色のシリカゲルが赤紫色に変化します。

色が変わると効果が発揮されませんので、再利用を考えるタイミングです。

再利用方法としては、この赤紫色になったシリカゲルをフライパンや電子レンジで加熱して元の青色に戻します。

フライパンで加熱するときは弱火で行いましょう。

焦げないようにしましょう。

フライパンや電子レンジ以外にも衣類乾燥機を使う方法もあります。

シリカゲルを網目の細かい袋にいれて普段通りに回すだけです。

衣類乾燥機はまんべんなく乾かしてくれるのでムラがありません。

除湿剤を部屋に置く場合、どこに置くのが一番効果的か知ってる?

除湿剤 部屋 に 置く

加湿器や扇風機も効果的な置き場所がありますよね。

もちろん除湿剤にもあるんです。

湿気は隅などの空気がよどみやすい場所にたまります。

ですので、部屋の真ん中よりは四隅、クローゼットなどでは上より下の方が効果的です。

また、狭い場所にも湿気はたまりやすいので衣装ケースの奥に置いておくのも良いでしょう。

ただし、防虫剤と重ならないように気をつけてください。

靴箱に置く場合も他の場所と同じように下の奥のほうに置くのは原則です。

しかし、消臭剤が同じ場所に置いてあるならば少し離して設置してください。

芳香剤が近くにある場合は芳香剤を上に置きましょう。

効果的な置き場所を見極めて、この梅雨は快適に過ごしたいですね。

まとめ

除湿剤と乾燥剤は目的は同じでも違うもの。

湿気を取り除くには除湿剤が効果が高い。

塩化カルシウムの除湿剤は再利用できない

シリカゲルであれば再利用可能である。

除湿剤の効果的な置き場所は、部屋の四隅やクローゼット下の奥衣装ケースの奥の隅である。

除湿剤も効果的に使って、ジメジメした季節を乗り越えていきましょう!