日本のぶどうは、夏から秋にかけてしか出回りませんよね。
でも、外国産のぶどうは通年出回っていていつでも買えますね。
よく出回っているのはレッドグローブやシードレスという品種ですよね。
これらのパッケージには防カビ剤の使用について明確に記載されていなことが多いですよね。
皮ごと食べられるし、美味しいので子どもにも食べさせることが多いので心配という声が多くあります。
日本には食品表示法という法律があって、実は防カビ剤は表示義務があります。
表示がない場合は、防カビ剤が使用されていないので大丈夫なんです。
日本の国の基準で定めた以上の農薬が使われている場合は輸入がされないこと、海外では皮ごと食べることが普通なので日本以上に残留農薬の管理基準は高いことから基本的には問題ないと考えていいのです。
ちなみに、食品添加物を使うときは、定められた添加物を決まった食品にしか使えません。
ぶどうは防カビ剤を使ってもいい食品に含まれていないので、そもそも防カビ剤を使っていないということになるんですね。
海外の物には全て防カビ剤が使われていると考えている人がいますが、それは間違いだということです。
防カビ剤が心配であれば買う時に表示をよく見るようにしましょう。
ちなみに、防カビ剤が人体に及ぼす影響は「無い」とされています。
それは人体に影響のない量が決められているからです。
しかし、チアベンダゾールは遺伝子を傷つけたり、発がん性などの危険が疑われている添加物です。
また、イマザリルは神経行動毒性が出現したことも知られています。
フルジオキソニルは痙攣が高い頻度で発生したり、ピリメトニルは発がん性が認められたりしています。
しかしいずれも動物実験の段階のことであり、相当な量を取り込まない限り人体への影響はないと言われています。
チリ産レモンは防カビ剤不使用って本当?日本の反対側から来るのに?
日本の主なレモンの輸入先はアメリカとチリであり約97%を占めます。
チリは日本の反対側にあたるので輸入中にカビてしまう危険は高いはずですよね。
そのチリ産のレモンは防カビ剤が使われていないって本当でしょうか。
答えは、全てではないということです。
チリ産レモンでも防カビ剤使用のものがあり、また、アメリカ産のものでも防カビ剤不使用のものもあります。
ちなみに私はアメリカ産の防カビ剤不使用のレモンを見たことがあり、購入したこともあります。
どちらの国から輸入されたレモンでも、国際基準の安全を守って輸入されていますから怖がらなくても大丈夫です。
例えばアメリカでは収穫時期を過ぎたあとの輸出は、貯蔵されたレモンの輸出になるそうです。
このことからも旬の時期に採れたレモンをすぐに輸出すれば、カビが発生する前に日本に届くのではないかと考えられます。
防カビ剤不使用の場合は多くがそのことを商品に記載しているので確認してみてくださいね。
防カビ剤不使用のレモンは南アフリカからも輸入!信じて大丈夫?
動物実験の段階で有害と言われている防カビ剤ですが、かなりの量をとりこまない限り人体には影響はないようです。
しかしそれでも心配は尽きませんよね。
防カビ剤不使用のレモンはどこから輸入されているものなのでしょうか。
先にも書きましたが、実はアメリカ産でもチリ産でも防カビ剤不使用のレモンはあります。
さらには、南アフリカからの輸入レモンにも防カビ剤不使用のものがあります。
そして、国産レモンも防カビ剤不使用のものがあります。
さて、いろんな国からの輸入レモンに防カビ剤不使用のものがありますが、でもこれって信用していいのでしょうか?
日本の食品表示法では、防カビ剤の表示は単品のものでも義務付けられています。
商品や商品棚を確認してみて防カビ剤不使用とあれば大丈夫です。
気になる人はよく表示を確認してから購入しましょう。
まとめ
輸入ぶどうの防カビ剤は表示がない場合は、防カビ剤が使用されていない。
人体への影響はないとされている。
チリ産レモンでも防カビ剤使用のものがあり、また、アメリカ産のものでも防カビ剤不使用のものもある。
収穫後すぐに輸出されたものはカビが発生する前に日本へ到着するものと考えられる。
南アフリカからの輸入レモンにも防カビ剤不使用のものがある。
日本の食品表示法では、防カビ剤の表示は単品のものでも義務付けられているので商品や商品棚を確認してみて防カビ剤不使用とあれば大丈夫。
いかがでしたか?ネットでは怖いという内容が多いですが、きちんと表示を調べてから購入することで安心して食べられますね。