1998年から70歳以上74歳以下の高齢者で運転免許を更新する人には受講が義務づけられた高齢者講習。
最近は高齢者による事故も多く起きていることから2017年からは75歳以上の高齢者には予備検査も新たに追加されました。
この高齢者講習、自動車教習所の教官なら誰でもできるというわけではないそうで、年々増加する受講者に講師の数が追い付かず、講習のお知らせが来たので予約しようとしたら2~3カ月先まで予約が埋まっているなんてこともよくあるようです。
更新期間が満了となる日より前の、6か月以内に高齢者講習を受講完了しなければならないのに、簡単に予約は取れない、予約が取れてもちゃんと完了できるのか?心配ですよね。
高齢者講習をうけるなら、チャレンジ講習がおススメ?理由は・・・
そんな中、高齢者講習にはある免除の方法があるのをご存知ですか?
期間は同じ、免許証の更新期間が満了となる日より前の6か月以内に公安委員会が実施する決められた講習や高齢者講習と同じ程度の効果があるとされた教育を受けると、免除になるんです。
その中でおススメなのがチャレンジ講習。
内容は、実際に車を運転し、その走行が基準を満たしているかどうかを見るもの。
このチャレンジ講習と簡易講習を併せて受けると高齢者講習が免除になります。
ただ、注意したいのは75歳以上の場合は、高齢者講習を受講する時同様、講習予備検査を受けて合格した人のみが受講できます。
チャレンジ講習は高齢者講習に比べると手数料も安く、普段から運転している人なら簡単に合格できる内容なのでおススメです。
高齢者講習で不合格になったら免許は取り消し!?いえいえ大丈夫。
普段はそんなに乗らないけれど、高齢者講習で実際に不合格になってしまたら免許が取り消しとなってしまうの?!
それは困る!という方もいらっしゃるでしょう。
でも安心してください。
まず、高齢者講習やチャレンジ講習の前に受ける認知機能検査ですが、これはもし「記憶力・判断力が少し低くなっています」という結果がでても、「記憶力・判断力は心配ありません」の結果がでた人より1時間長い講習を受けるだけで更新ができます。
また、高齢者講習の中の実技が不安、という人もこれはあくまでも名前の通り講習なので、交通違反や運転を誤る恐れがないかを見られているだけなのだそうです。
安心して受講できますね。
まとめ
最近は高齢者の運転操作の誤りから事故が起きることも少なくなく、免許の返納が推奨されていますが実際に運転免許証がないと生活が不便になる方もいらっしゃいますよね。
しっかり予習や準備をして免許の更新に臨みましょう。