ウェットスーツの2mmと3mmの違いはなに?保温性の違いと・・・

ウェットスーツ 2mm 3mm 違い

シュノーケリングやスタンドアップパドルなどマリンスポーツを始めるなら、自分の体にジャストフィットするウェットスーツが大活躍します。

いざウェットスーツを購入しようとすると、その種類の豊富さにどれを選べば良いのか簡単には決められません。

とりわけ2mm・3mm・5mm・7mmなどと繊細に厚みが異なっていて、効果の違いやマリンスポーツによる使い分けが必要なのか気になるところです。

ダイバーやサーファーにも欠かせないウェットスーツは、打ち寄せる波から体を保護し、水中で長時間過ごす場合に体温の低下を防止するのが主目的です。

保温性の高さは厚みに比例するので、真夏の使用には2mm、春・秋には3~5mm、冬期には5~7mmが適しています。

生地がゴム製で体に密着する作りであることから、水の侵入をブロックして保温効果を得るのでは、と思うかもしれません。

しかし、実際には全く反対で、ウェットスーツと肌の間に水が入り込み、体温で温められた水を逃さないことで暖を取る仕組みとなっています。

そのため水が抜け出てしまわない適度なフィット感が重要で、購入の際は試着がマストと言えます。

ウェットスーツの厚みが増すと、動きやすさが劣るデメリットがある反面、生地に含まれる気泡の数が増え、浮力がアップします。

この利点を活かし、常夏の海でのシュノーケリングなら3mmがおすすめです。

サーフィンでは2~3mmの薄手で保温性はそれ程高くなくとも、伸縮が良く軽量で動きを妨げないウェットスーツが定番で、ダイビングでは暖かさのある5mmの利用が多いです。

季節のみならず、朝夕と昼間では気温も水温も違うので、着用のシーンとアクティビティの種類によって袖なし・半袖・長袖のトップと長短のボトムスのコンビネーションが最適な一着を入手しましょう。

フルスーツであれば、日焼け防止にもなり、岩場やコンクリートでの擦り傷や怪我から素肌を守ります。

ウェットスーツを着るなら、ビキニでもフリルつきでないものを?!

ウェットスーツ ビキニ フリル

マリンスポーツを行う際に、体の保温と怪我の予防に着用するウェットスーツ。

通常ウェットスーツの下には、水着を身に付けます。

特に決まりはないので女性の場合は、トイレに行く時に便利なビキニやセパレートタイプの水着が無難なチョイスです。

せっかくのホリデーなので、デザインに凝ったビキニでファッションも楽しみたいところですが、ウェットスーツの下の水着は“シンプルイズベスト”のモットーで選ぶと後悔しません。

トップやボトムスにフリルや大きな結び目があるリボン付きのビキニは、ウェットスーツの中でゴワつき、フィット感に欠け、最悪の場合、肌と擦れて痛みを感じることになるので、避けるのが賢明です。

また、ビキニストラップに金具や飾りが付いていたり、サイドストラップのあるボトムスも、ウェットスーツの着心地を悪くし、アクティビティに集中できません。

総合すると、ビキニトップは装飾がなく、首の後ろで細めのストラップを結ぶタイプ、もしくはスポーツブラタイプ、ボトムスはスタンダードなショーツまたは短パン型がベストで、肌の露出が少なく体系カバーができるタンキニもおすすめです。

マリンスポーツの合間の休憩や暑さしのぎに、一時的にウェットスーツを脱いでリラックスする際にも、シンプルな水着であれば引っかかってズレたりする心配も無用です。

まれにウェットスーツを脱ぐ時にビキニも取れてしまうというアクシデントもありますが、ビキニの上にインナーを着用すると失敗もありません。

サーファー向けの海外ブランドなら、スタイリッシュで機能的なビキニが簡単に見つかります。

ファッション重視のビキニしか持っていない、コストをかけたくないという場合には、手持ちのスポーツブラやフィットネス用のひざ丈スパッツで代用する手もあります。

マリンスポーツの最中にウェットスーツを脱ぎたいと思っても叶いません。

ウェットスーツの下の水着が気になってアクティビティに集中できないという事態を回避し、充実した時間を過ごすためにも、水着選びは慎重に行いましょう。

ウェットスーツで着るラッシュガードと他のラッシュガードの違いは?

ウェットスーツ ラッシュガード 違い

今や真夏のプールやビーチでの着用がすっかり定番化しているラッシュガード。

年齢や男女の区別なく幅広く受け入れられ、肌を露出している人の方が少ないくらいです。

極薄のスルッとした肌触りが特徴的なポリエステルやナイロン素材で、速乾性に優れているので濡れても問題はなく、高いUVカット機能で日焼けを防止します。

しかし、もともとラッシュガードはサーフィンの際にウェットスーツの下に着るインナーとして利用されていました。

パドリング時にボードで胸部に擦り傷を作らないようプロテクションとして、またウェットスーツと肌の摩擦を防ぐ役割も果たします。

さらにインナーを着ておくと伸縮性のあるウェットスーツの着脱が容易になるという利点もあります。

ただラッシュガードには保温効果はほとんどなく、濡れたままのラッシュガードを身にまとっていると体が冷えてしまうので注意が必要です。

ウェットスーツの下に着るラッシュガードは、体のラインにしっかりとフィットし、生地が薄めでスムーズに動けるシンプルなプルオーバータイプを選ぶと、ウェットスーツとの相性が良く、もたつきもなく快適です。

一方で、純粋に日焼け対策として水着の上にラッシュガードを着用する場合は、ゆったりと羽織れるフード付きのパーカータイプを選ぶと、頭皮や首、耳も含め上半身をすっぽりと守れて万全です。

さり気なく体型もカバーでき、多様なデザインでおしゃれに着こなせます。

より高い日焼け止め効果を期待するならダークカラーである黒や紺が一番で、UVカット率の数値が大きいものを選びましょう。

ラッシュガードを着たまま水に入れるとは言え、フード付きゆったりパーカーでの遊泳は水の抵抗を受けるのでおすすめしません。

泳ぐならフィット感のあるプルオーバーまたはジップアップタイプが便利です。

ラッシュガードは下半身用にもレギンスタイプが揃い、ボードショーツと組み合わせるとスポーティーに決まります。

まとめ

マリンスポーツの必需品と言えば、保温性に優れ、体を守るウェットスーツです。

数ミリ単位で生地の厚みが異なり、厚いほど保温効果や浮力が向上します。

活用の季節や用途に合わせて、厚さの違いも考慮しつつ自分の体にフィットする一着を入手しましょう。

ウェットスーツの下には通常、水着やインナーを着用するのが基本です。

女性の場合は、フリルや金具のないシンプルなビキニだと、ウェットスーツとの摩擦も少なく快適です。

日焼け対策として定着しているラッシュガードは、ビーチやプールで水着の上に身に付けるならゆったり感のあるサイズ、ウェットスーツのインナーとして活用するなら体にフィットした薄手のプルオーバーと、賢く使い分けが可能です。