暖かさのシェアである、ウォームシェアをご存じでしょうか?
暖房をつける場所を一ヶ所にして家族や友達などと集まって暖かさを共有し、楽しく省エネを行なうことが「ウォームシェア」です。
他には、家庭ではなくて街や地域の中で気軽に集まれる暖かい場所「ウォームシェアスポット」に行ってみたりすることも「ウォームシェア」の一つで、これは省エネ活動の「ウォームビズ」に繋がります。
「ウォームシェア」は場所だけでなく、食べ物や着るものでも出来ます。
食べ物だと、みんなでコタツを囲んで食べると楽しくて美味しい「鍋」もありますし、「ホームパーティー」などでもシェアすることは出来ますよ。
温かい飲み物を飲むのも、当てはまります。
食材にこだわって「根菜類」・「生姜」などの体を温める食材を使って料理を作ることも、そうです。
着るものだと、暖房の温度を上げるのではなくて、着るものを1枚増やして着る、寝る時にタオルを首に巻く、ひざ掛けで体温調節をすることも「ウォームシェア」になります。
一人一人が「ウォームシェア」を心がけることで、地球温暖化を防ぐこともできて、街や地域の活性化にもなるので、今後も続けていきたい試みですね。
クールシェアの効果は?!商業施設や公共施設、オフィスも参加?!
「ウォームシェア」 の反対が「クールシェア」です。
「クールシェア」 として、熱中症予防のクールスポットが公共施設・商業施設・オフィスで設置されてきてはいますが、まだまだ設置数が少ないのが現状です。
設置されている施設は、地域別の「シェアマップ」に載っています。
「クールシェア」の表示があると、涼みに入ってみようかなとなり、そこから経済効果へも発展するかもしれないと期待も込められています。
「クールシェア」とは、1人で1台のエアコンを使用するのではなく、涼しい場所の共有を奨める取り組みを言います。
クールシェアを通じて、地域の活性化・熱中症対策・ヒートアイランド対策となり、地球温暖化防止効果にも繋がります。
クールシェアがオリンピックを救う?!真夏のオリンピックの効果は?
2020年にオリンピックが東京で開催されますよね。
大会の組織委員会は、観戦する人たちへの熱中症対策が最も必要な競技としてマラソンを挙げています。
具体的にはスタート時刻を午前7時にして、コース周辺にある店舗・ビルの冷房が効いている1階部分を開放してもらう「クールシェア」に取り組むことが決まっています。
マラソンコースに設定されている東京の日本橋では、一足早く「クールシェア」を始めている商業施設も見られます。
この日本橋は、マラソンコースで唯一3回も通過する地区でもあり、日本各地の「アンテナショップ」が集まる、世界的に情報発信力がある地域と言われています。
会場周辺だけでなく、移動しながら観戦する人たちへの熱中症対策も考えられていて、「どの場所で観戦すれば温度が上がりにくいか」という情報も実際のマラソンコースを見回りながらデータを集めていき、観戦する人たちに活かせるマップ作りも行なわれています。
開会式・陸上競技が行なわれる「新国立競技場」も多くの観戦する人たちがいて混雑することを予想しています。
なので、その周辺に熱中症対策で色んな場所に「ひと涼みスポット」と書かれている「ステッカー」を貼って、気軽に立ち寄って涼める場所を作るクールシェア活動もしています。
地域の人たちが懸命な努力をしていたのに、IOCのひとことでマラソンの開催地は札幌に変更されてしまいましたね。
なんか、北半球での夏季オリンピックの開催時期を根本的に見直した方がいいのでは?と感じるのは私だけ?でしょうか。
まとめ
最近ますますよく聞くようになってきた、「ウォームシェア」と 「クールシェア」を紹介しました。
今は昔に比べて夏の気温は異常に高くなってきて熱中症になる人も増えてきており、冬は異常なほど寒くなるという状態なので、冷房や暖房の稼働率も高くなってきている現状ですが、地球温暖化対策でもある「クールシェア」や「ウォームシェア」は本当に今の世の中に必要なことだと思います。
みんなが少しずつ出来る所から対策をしていき、地球温暖化防止に繋がっていけることを期待していきたいですね。
地球温暖化対策にもなるし、自分たちの節電・節約にもなってくれるだろうから、楽しみながらしていきたいですね。
みんなで出来ることから実行して、自分たちの住んでいる地球を守っていきましょう!