心のこもった手作りのカードで、感謝の気持ちを伝えてみませんか?
メールやスマホが当たり前となった今、世界に一枚しかないカードで届ける思いは格別なものとなります。
しかも、オリジナルのカードが飛び出すしかけ付きなら、一味もふた味も違った印象を残せます。
手作りの飛び出すカードなんて、面倒で難しそうだと乗り気でなくても、いざ始めてみるとあまりにも簡単すぎて、ハマってしまう可能性大です。
工作を楽しむ感覚で子どもと一緒に作るのも良し、子ども達に飛び出すカードでメッセージを伝えるのも、分かりやすくて明快です。
カードをあえて選びたい機会と言えば、お礼や感謝を表現したい時。
ありがとうの気持ちは、ダイレクトに伝えたいものです。
普通なら、カードに書き込むであろう感謝のメッセージをポップアップさせてみると、言葉に重みがでて心に響きます。
作り方は、飛び出すカードの内側に貼り合わせる紙を半分に折ります。
折り線に垂直になる二本の切り込みを同じ長さで入れて、見開く側に折りたたんでポップアップのベースを作成します。
または、飛び出しの段差部分を別紙で作って、見開く側に貼り付けても大丈夫です。
同時に、“ありがとう”や“THANK YOU”のメッセージを別紙に書き、縁取りを付けたり色を塗って目立つ工夫をします。
折り紙やステッカーによる代用も手軽です。
メッセージの周囲を切り取って、台紙に出来た段差に貼り合わせたら完成です。
あるいは、段差部分にカッターナイフを使って、直接メッセージを切り込むのもユニークなアレンジになります。
飛び出すカードの良さは、同じ基本の切り込みや貼り合わせのテクニックを使っても、一つとして同じカードにはならない応用の無限さにあります。
構図をあれこれ考えつつ、カードを贈る相手の驚きと幸せの表情を想像しながら作られた飛び出すカードには、愛情がいっぱい詰まっています。
飛び出すカードの作り方は、これで簡単にハートが完成!?
母の日やバレンタイン、結婚や記念日のお祝いにもピッタリな、ハートをモチーフにした飛び出すカードも、簡単なのに多彩にアレンジができるのでおすすめです。
ハートが飛び出す躍動感にあなたの熱い思いをのせて、高まる気持ちを表現します。
ハートは形がシンプルなので、切り抜きも容易にできるのが良い点です。
ハートには定番の赤やピンクが似合います。
簡単な作り方の一つ目は、カードの中央部分に二本の切り込みを入れたポップアップのしかけを利用したものです。
前述したサンキューカードと同様の仕組みと手順で、切り込み部分を内側へ折り込むと、内紙を開いた時に階段の一段のような段差が出来あがります。
ここに、折り紙やステッカーを利用して作成したハートを貼り付けます。
大きさや色の違うハートを重ね貼りしてボリュームを出したり、切り込みで作成した段差に別紙で作った飛び出しを追加で貼って、ハートの数を増やしたり、奥行きを出すこともできます。
台紙の真ん中に2本の切り込みを1つだけ入れて、大きなハートがドーンと飛び出すデザインから、対になる切り込みを複数入れて、数か所ハートが立ち上がる構図にもでき、自由自在にアレンジが楽しめます。
作り方の二つ目は、ポップアップを作る内紙を半分に折り、折り線を付けて開きます。
内側の中央、折り線がハートの中央を左右対象に貫くようにハートを描きます。
ハートの両サイドの少しだけ内紙に繋げたまま、切り込んで、内側に折り込むとカード中央に飛び出すハートができます。
あるいは、予め用意した別紙のハートに、両サイドに貼り合わせできるのりしろを付け、内紙の中央の折り線に合わせて貼り付け、ハートを手前に畳み込む方法でも、飛び出すハートができます。
自在にデザインが組立てられるので、個性豊かな飛び出すカードが手軽にできます。
飛び出すカードの作り方で、簡単に花束を作っちゃうには?!
カラフルな花束は、どんな時でも、もらって嬉しいプレゼントの一つです。
お礼やお祝いだけでなく、サプライズのギフトとしても喜ばれます。
飛び出すカードでも、さっと立体的な花束が作れます。
パッと開いた時に華やぐ花束が、紙のポップアップなら枯れることもありません。
カードを開く度に、花束を贈られるかのような晴れやかな気分になります。
カードの中央に、ブーケが飛び出すデザインは、シンプルで簡単なので挑戦してみたい作り方の一つです。
花束に見たてたV字型の立体形は、切り込みまたは貼り合わせのどちらの方法でも作成が可能です。
カード内側の貼り付ける紙を半分に折り、大体真ん中あたりに、折り線の対して垂直に切り込みを1線入れます。
カードを広げると、二倍の長さになるので、切り込みはそれ程長くなくて大丈夫です。
この切り込みは、花束のラッピングの上部にあたります。
切り込んだ端を、二等辺三角形の頂点の一つに見立てて、頂点から内紙中央の山折り部分を結ぶ直線で折り目を付けます。
切り込みをいれた紙を開けると、中央の折り線に対し、左右対称のV字形の折り込み線がくっきりと付いています。
V字形の上部は、一本線の切れ目が入っている状態です。
Vの部分を手前に引き出して折りたたむと、花束の手持ち部分の完成です。
ぱっくりと開いているV字形の上部に、折り紙を切り取った花々を貼り合わせて、花束に仕上げます。
このV字形は、別紙で作ってカードの内側に、貼り合わせるのもOKです。
お花は、折り紙を重ねてボリューム感を出したり、質感の異なる和紙など他の素材と組み合わせたり、花束の持ち手にリボンを使ったりと、色々な工夫ができます。
本番用の紙に貼り合わせたり、切り込みを入れる前に、不要な裏紙や広告などを練習用とし、折ったり切ったりして、飛び出し方のシュミレーションをしてみると、イメージが湧き、失敗も防げます。
まとめ
飛び出すカードは、簡単に作りあげることができる割に、伝えたい思いを強調して、気持ちを効果的に表現することを可能にします。
とりわけ、感謝の気持ちやお礼を示す言葉である“ありがとう”は、伝え足りないことはない魔法の言葉です。
飛び出すカードなら、感謝の言葉を上手く伝えることも、届けたい熱い思いを込めることもできて、誰にでも喜ばれる特別な贈り物となります。
立体感のあるハートや花束をあしらった飛び出すカードは、プレゼントとしても引き立ちます。
是非、世界に一つだけの飛び出すカードを真心込めて、手作りしてみませんか?