天気予報を見ていると、よく聞く単語に「太平洋高気圧」がありますよね。
学生の頃に習ったけれど、あんまり覚えていない。
実は私もそんな一人なんです。
思い出しながら学んでいきましょう。
さて、太平洋高気圧とは、どんなものでしょうか?
太平洋高気圧は、亜熱帯高気圧の一つで温暖な高気圧です。
太平洋に発生します。
太平洋高気圧は、大きく分けて2つに分類されます。
北太平洋にあれば北太平洋高気圧といい、南太平洋にあれば南太平洋高気圧といいます。
日本で太平洋高気圧という言葉を使う場合は、北太平洋高気圧のことを指します。
北太平洋高気圧の中心はハワイ周辺にあります。
ハワイ周辺から日本まで位置している気団ですから、かなり大きいことは想像できますよね。
しかも、ハワイ付近にあるのであれば暖かい気団だということもイメージできますね。
太平洋高気圧は冬はどこにある?夏と冬の違いは位置と勢力?!
日本の夏の天気を左右しているのは、日本の南海上に存在する太平洋高気圧です。
太平洋高気圧が日本を覆うことで、暑い季節をもたらします。
そんな夏の主役、太平洋高気圧は、冬にはどこへ移動しているのでしょうか?
日本の周りには複数の気団があり、それらの勢力の盛衰によって日本の気候が左右されています。
太平洋高気圧は、夏場には勢いを増して日本へ張り出してきますが、冬になると勢いは落ち赤道付近に下がっていきます。
太平洋高気圧が日本に近づきにくくなる理由は、シベリア気団の発達によるものが大きいとされています。
ただ、冬でも太平洋高気圧の勢力が強いときは、寒気が南下しにくくなりますので寒さが和らぐとされています。
日本の気候が、この太平洋高気圧により決められているんですね。
さて、島国の日本は、いろんな気団に左右されて天候が変わることがわかりましたね。
太平洋高気圧と小笠原気団の関係は?日本の周りの気団はいくつ?
そんな日本の周りにはどんな気団があるのでしょうか。
まず、ハワイ周辺を中心に位置している大きな太平洋高気圧のなかで、日本の南海上にあるものは小笠原気団と呼ばれています。
小笠原気団は夏の日本の天気に大きく関連します。
そもそも日本の気候を決めているのは、日本の周りにある主に4つの気団なのです。
1つはシベリア付近にあるシベリア気団。
2つ目はオホーツク海付近にあるオホーツク海気団。
3つ目は春と秋に日本にやってくる移動性高気圧の揚子江(長江)気団。
4つ目は先述した小笠原気団。
その他に、赤道気団と呼ばれるものもあるので、5つとみる人もいます。
日本は島国で、たくさんの気団に囲まれてさまざまな気候があり、一年を通して飽きることがありませんね。
まとめ
太平洋高気圧は、亜熱帯高気圧の一つで温暖な高気圧。
北太平洋にあれば北太平洋高気圧といい、南太平洋にあれば南太平洋高気圧という。
日本で太平洋高気圧という言葉を使う場合は、北太平洋高気圧のことを指す。
太平洋高気圧は夏場には勢いを増して日本へ張り出してきますが、冬になると勢いは落ち赤道付近に下がっていく。
これはシベリア気団の発達によるものが大きい。
ハワイ周辺を中心に位置している大きな太平洋高気圧のなかで、日本の南海上にあるものは小笠原気団と呼ばれている。
日本の気候を決めているのは、日本の周りにある主に4つの気団で、オホーツク気団、揚子江気団、シベリア気団、小笠原気団と呼ばれている。
たくさんの気団が日本の周りを囲んでいるのは日本の特徴でもあり、台風など災害をもたらすときは短所でもありますね。
しかし、これらを止めることはできませんから、どうやって自然と向き合うかを考えていかないといけませんね。