事業所や店舗から粗大ごみを出す時、ごみ処理券を使用しますね。
ではそのごみ処理券の勘定科目は、経理上いったい何処に仕訳したら良いのでしょうか。
雑費でしょうか?支払い手数料でしょうか?
答えとしては、重要性があるようなら「支払い手数料」、重要性がないようなら「雑費」となります。
そんな回答では困りますよね。
では、粗大ごみのごみ処理券はコンビニ以外でも購入できるのか、消費税はどうなっているかなどの疑問も含めて、順番に解いていこうと思います。
最初に、考え方は色々とあるようですが、ごみ処理券は「雑費」として仕訳している所も多いようですね。
少額なら特に問題なく処理されていますね。
「雑費」勘定というのは一般的に、特別に勘定科目を作る必要性のない頻度も金額も低いものを示しますよね。
その為、もしごみ処理券の金額が大きくて頻回なら、「支払手数料」で仕訳して良いと思います。
ただ、勘定科目を雑費として一度仕訳したら、その後も継続して雑費勘定で処理をしていきます。
例えば、今年雑費として処理したら、翌年以降もずっと同じように処理していくということですね。
同じ勘定科目に仕訳していくことで、前年と比較していくことができ、増減が分かりやすくなるからです。
ごみ処理券の一年間を通しての金額と頻度を考慮して、仕訳していくのが良いということですね。
粗大ごみ処理券の買い方は?コンビニ以外でも買える?金額の種類は?
事業所や店舗で使用する粗大ごみの処理券は、コンビニで購入できます。
では、コンビニ以外では購入することが出来ないのでしょうか?
それとも他でもごみ処理券は買うことが出来るのでしょか?
ごみ処理券の金額も含めて見ていきたいと思います。
最初にお伝えしますが、それぞれの自治体によって粗大ごみの処理金額が多少違う場合がある為、各自治体のホームページを確認するか、自治体に直接問い合わせることも必要です。
では、それを踏まえてお話していきますね。
粗大ごみの処理券はコンビニの他、郵便局や金融機関で販売しています
それぞれの自治体で粗大ごみの収集を申し込んだ後、「ごみ処理券取扱店」であるコンビニや金融機関で、所定金額のごみ処理券を購入します。
では、購入方法を説明しますね。
コンビニの場合はレジで粗大ごみのごみ処理券を購入したいことを伝えると、必要な金額を問われます。自治体に問合せた時の金額を伝えてください。
それだけで購入することが出来ますので、意外に簡単ですね。
市区町村によって指定金融機関はそれぞれですが、郵便局でも粗大ごみ処理券を購入できる所もありますので、確認しても良いと思います。
次は、ごみ処理券の金額のお話をしていきますね。
事業系の有料粗大ごみ処理券は、A券とB券の二種類がありますので説明していきます。
ただこちらも金額同様に、自治体によって多少違いがある場合もありますので、目安として考えていただけたらいいと思います。
A券は200円・B券は300円となります。
A券とB券は、粗大ごみ処理金額の調整の為、金額に100円の差があります。
例えば、200円1枚と300円1枚を合わせて500円として支払うとか、200円1枚と300円2枚で800円として支払うなど、調整することが出来るようになっています。
問い合わせて案内された金額分の有料粗大ごみ処理券を、コンビニや金融機関などの「ごみ処理券販売店」で購入するという流れになります。
各自治体によって多少の違いはあっても、何処でもそう大きな違いがないのが自治体の良いところでもあると思います。
そこは安心して問い合わせてもいいと思います。
粗大ごみ処理券の消費税は?自治体のサービスでも非課税ではない!?
粗大ごみの処理券の消費税はどうなっているのか考えたことがありますか?
事業系有料ごみ処理券といわれる券を購入する時にかかる消費税は、どんな仕組みになっているのか少し触れていきますね。
行政サービスは一般的に非課税取引であることが多いのですが、市区町村が行う粗大ごみ収集の場合は消費税法上課税取引に該当します。
その為、手数料は仕入税額控除の対象となります。
一見難しそうな言葉が並んでいるように見えるかもしれません。
要は、購入時点でごみ処理券には既に、消費税が含まれているということです。
どのごみ処理券にも金額に1円単位の端数が出ないのは、そのためだったのですね。
まとめ
こうやって見てみると多少違いはあったとしても、自治体での粗大ごみ処理料金はとても安いですね。
有料粗大ごみの処理券と言っても、事業所や店舗によっても使用頻度は様々です。
年間で想定して勘定科目を決めてくださいね。