健やかに育つ赤ちゃんの著しい成長には目を見張るものがあります。
生後5か月にもなると、そろそろ離乳食の出番がやってきます。
離乳食なら、まずは水の分量を10倍にして炊いた柔らかいごはんを、すりつぶした10倍がゆからのスタートが通例です。
すりつぶしって、すり鉢が必要?それともザルを使って裏ごしするべき?と、慣れない離乳食作りに誰でもあたふたしてしまいます。
普段の料理に加え、ひと手間かける離乳食作りの面倒さを解消してくれるのが、サイレントミルサーです。
個体と液体の素材を切り混ぜるミキサーの特徴と、プロペラで乾燥素材を砕いて粉末状にするミル機能を兼ね備えたのがミルサー。
更に、カプセル型のスイッチカバーで攪拌(かくはん)時の騒音を封じ込め、役場の窓口の静かなざわめきと同程度の低騒音に改良したのがサイレントミルサーです。
サイレントミルサーなら、家族用に炊いたご飯を赤ちゃん用に少量取り分け、水を加えて、ガーっと30秒混ぜるだけで、すりつぶしたおかゆが簡単にできます。
(10倍がゆの場合、ご飯大さじ1に水50ccが目安分量です。)
仕上げにフタを取って電子レンジで30秒加熱すると、とろみ具合も最適なおかゆのペーストが完成します。
ミルサーの優れている点は、手早くペーストが作れる・ガラス容器1つで完結し、洗い物が増えない・容器は電子レンジにも使用可能な耐熱強化ガラス製・手入れが簡単と多々あり、毎日の育児に奔走するママやパパを助ける頼もしいツールです。
ごはんから始めて、次なるステップは野菜ベースの離乳食です。
この段階でもサイレントミルサーが大活躍します。
薄切りしたにんじんを柔らかく茹でて、水を加えてミルサーで数十秒混ぜ合わせると、にんじんのペーストが完成です。
ミルサーの機能が十分に発揮されるよう、野菜は小さく薄切りにカットし、水を加えて混ぜるのが、なめらかなペースト作りの成功ポイントです。
にんじん以外にも、かぼちゃやほうれん草を使った定番の離乳食も、ミルサーがあれば楽々です。
赤ちゃんの成長に合わせて、豆腐や白身魚、鳥のささみ、バナナなど食材が多様になっても、お好みの形状にすりつぶせるサイレントミルサーが手放せません。
サイレントミルサーは食洗機で洗える?洗えないものに注意?!
1988年に発売されて以来、使いやすさを第一に考え、進化を遂げ続けるミルサー。
静音に着目したサイレントミルサーは、2015年にグッドデザイン賞を獲得し、無駄のないデザインで手入れがしやすい様式に生まれ変わりました。
サイレントミルサーの手入れと洗浄方法は、各パーツ部分により異なりますが、シンプルで簡単なので安心して使えます。
頻繁に水洗いが必要となる大容器と小容器は、最新版で耐熱強化ガラス製に改善されています。
ガラス製のため、食洗機で丸洗いできるのが強みです。
手洗いの場合は、容器に水と台所用中性洗剤を入れてミルサーに20秒ほどかけると、大概の汚れが落ち、カッターユニットのすき間部分も綺麗にできます。
後は、スポンジと洗剤で丁寧に洗いあげて完了です。容器やカッターユニットに残った匂いが気になる場合は、丸ごとの煮沸消毒も可能です。
デリケートなカッターユニットは、定期的にパッキンやカッターを分解して手洗いするのが長持ちの秘訣です。
モーターを搭載したサイレントミルサー本体は、水洗いをしてはいけません。
本体外装に付いた汚れは、濡れふきんでこまめにふき取り、清潔に保ちましょう。
スイッチカバーやカッターユニット一式、容器用フタキャップは、食洗機には対応していない素材を使っています。
一見すると食洗機での洗浄に問題なさそうな樹脂ですが、変形して使えなくなる場合もあり得るとのこと。
手洗いでもそれほど時間のかからないベーシックな形のパーツ達なので、不具合を防ぐためにも大人しく手洗いが無難です。
漂白剤などの刺激の強い洗浄液は、樹脂の劣化を早める原因になるので使用は避けましょう。
サイレントミルサーを使ったレシピで、簡単なものやおススメは?
せっかく手に入れたサイレントミルサーだからこそ、フル活用して毎日の食生活にメリハリを利かせてみませんか?
使う時間を選ばない静音設計、サッと洗えて電子レンジ加熱もOKなガラス容器、面倒なカッターの付け替えなし、コンパクトで邪魔にならないデザイン等、サイレントミルサーは手軽に毎日利用できる秀でた特性が満載です。
サイレントミルサーを使ったレシピで外せないのは、野菜や果物をふんだんに取り入れたスムージー。
バナナとりんごに小松菜と水を加えた基本のグリーンスムージーは、栄養バランスも良く腹持ちする一品でおすすめです。
水の代わりに牛乳や豆乳、ドリンクヨーグルト、カルピスを加えてお好みの味に調整できます。
子どもから大人まで美味しく飲めるリンゴと人参をオレンジジュースで混ぜ合わせたオレンジスムージーも、清々しい一日の始まりにピッタリです。
いちごやスイカといった季節のフルーツを用いたり、みかんや桃の缶詰、冷凍のブルーベリーを利用すると、味も食感も異なる創作スムージーが楽しめます。
ミルサーなら秒速で粉砕するので、煮干しや薄めの乾燥だし昆布、スライスした干しシイタケを入れると、あっという間に手作りの出汁粉末が完成します。
煮干しにゴマやかつお節、乾燥海苔を混ぜてお手製のふりかけも手軽にできます。
細かく刻んだり、混ぜたりが意外と手間のかかるアボガドのディップや、ネギとにんにくをごま油でからめたネギダレも、包丁やまな板を汚さずにすんなりと手作りできるのもサイレントミルサーの魅力です。
お弁当に彩りを添えるいり卵も、サイレントミルサーと電子レンジのコンビネーションなら、フライパン要らずで簡単かつ短時間で調理できます。
卵1個に塩や砂糖、みりん等の調味料を入れてサイレントミルサーで10秒混ぜたら、フタをせずに電子レンジで1分30秒加熱します。少し冷ましてミルサーに再度10秒かけたら、出来上がりです。
寒い冬には、ほっこり温まるじゃがいもやマッシュルームのポタージュも最適です。
サイレントミルサーは、様々な用途に、日常的に使い回せるのが特徴的です。
まとめ
サイレントミルサーなら、手間をかけずに離乳食を作ることができます。
面倒で時間のかかるすりつぶしも、セットしてカバーを押すだけであっという間に仕上がり、多忙な育児の負担を軽減します。
容器は耐熱ガラス製で、電子レンジで加熱できる上、食洗機で洗えて便利です。
大がかりなミキサーとは違い、シンプルでコンパクトなデザインで、簡単に手入れや洗浄ができるように考慮されているのもサイレントミルサーならでは特徴です。
せっかく購入しても使用や片付けが面倒でお蔵入り、とならない工夫が施され、日常的に使い回せるのが魅力です。
おすすめ簡単レシピなら、健康的なスムージーやポタージュから、料理のアクセントとなるディップやタレ、ふりかけや出汁粉末などが挙げられます。 刻んだり混ぜたりと手のかかる作業をサイレントミルサーに任せて、手軽で美味しい手作りメニューを楽しんでみませんか?