立冬に食べる物って言えば「かぼちゃ」ってイメージがありますよね?
冬至に「かぼちゃ」を食べるから、立冬も「かぼちゃ」じゃないのって思っている人が多いと思います。
ですが「立冬」と「冬至」は、違うんです。
じゃあ「立冬」では、何を食べるのでしょうか?
実は、立冬には食べると良いって言われている行事食という食べ物がないんです。
ただ旬の食べ物を食べることが体にいいとは言われています。
旬の食べ物
野菜
- ほうれん草
- ねぎ
- 白菜
- 大根
- 生姜
魚介類
- 鯖
- 鮭
- イクラ
- 牡蠣
果物
- りんご
- 銀杏
- 柿
- ピーナッツ
このような食べ物があります。
ちなみに、11月7日は「あられ·おせんべいの日」なんです。
立冬の季節に味わってほしいからというのが理由みたいです。
そもそも立冬とはいつ?毎年決まっている日ではありません!?
立冬は「日付としての立冬」と「期間としての立冬」という2種類の考え方があるのです。
日付としての立冬は「11月7日」か「11月8日」のどっちかになります。
どっちなのかを計算する方法があって、その方法は「西暦を4で割る」ことで分かります。
- 余りが3だと…11月8日
- 余りがナシ·1·2だと…11月7日
となります。
ちなみに、2019年は4で割ってみると「540…3」なので11月8日が立冬です。
この計算方法は2031年までは有効なんですが、それ以後は11月7日で固定になります。
「期間としての立冬」は、立冬の日付から次の二十四節気に当たる「小雪(しょうせつ)」の前日「11月21日(22日)」までのことを指しています。
毎年日にちが固定されているわけではなく、これは「うるう年」と一緒の考え方で太陽の周期と365日が若干ズレているから、立冬の日も修正が必要なんです。
立冬とは何の日?二十四節気の十九番目。で、意味や由来は?
立冬は、1年を24に分けて「二十四節気」の19番目に当たる季節のことを言います。
この二十四節気が誕生した理由は、中国の暦が「太陰暦」を利用していた時に、実際の季節と月日が合わなくなるために、太陽の動きを24分割して季節と生活を合わせるためでした。
由来
漢字の意味を見ればピンときます。
- 立つ…新しい季節が始まる
- 冬…雪が降ったり、冷え込んだりし、虫が冬眠をしたりする時期
この2つの漢字から、意味は「冬の気配を感じる(始まる)日」で、暦(こよみ)では、この日から冬になるんです。
まとめ
「立冬」と「冬至」は似ていますが別のものです。
かぼちゃを食べるのは冬至です。
日付としての立冬の計算方法なんかもあって、割った余りの数で11月7日か8日に別れるんです。
立冬はその字のごとく、冬の気配を感じ始める日なんです。