この夏こそビーチホリデーで、遂に念願のマリンスポーツデビューを果たしてみませんか?
マリンアクティビティに初挑戦でも、道具の準備やライセンス取得の心配がなく、手っ取り早く始められるのがパラセーリング。
インストラクターの丁寧な手ほどきを受け、大空に舞い上がれば、潮風を感じながら見渡す限りの美しい海原とブルースカイの大パノラマに、心が洗われる感動が待ち受けます。
水着に日焼け止めなど、パラセーリング参加に必要な持ち物を揃える時に、忘れてはならないのが靴です。
主催会社により対応は異なりますが、パラセーリング時には靴の落下予防のため、素足になるよう指示されるケースも多く見られます。
しかし、モーターボートで沖合に出て、船上から離発着するとは言え、陸上で発着地点への移動やボートへの乗り降り、ボート内で順番待ちして過ごす時間も伴うので、靴は必携と言えます。
最適な靴は、ヒールのない平底シューズであることがまず第一条件です。
揺れる船内でもしっかりと体を支えます。
履き慣れたスニーカーや運動靴でも大丈夫ですが、波しぶきで濡れてしまうと不快なまま過ごさねばなりません。
フラットで濡れても良い靴となると、ビーチサンダルやストラップ付きのクロックスが軽量でおすすめです。
あるいは少々本格的なアクアシューズとも呼ばれるマリンシューズ・ウォーターシューズも最適です。
マリンシューズは、靴底に適度なグリップがあり滑りにくく、ゴム製で足にぴったりフィットして脱げにくい優れた特長があります。
もちろん濡れてもOKで、靴内に水が溜まることもなく、すぐに乾く使い勝手の良さがパラセーリングにもぴったりです。
スピードボートへの乗り降りや宿泊施設からパラセーリングの催行場所への移動も快適にでき、まさかのアクシデントで海に落として紛失しても諦めのつく靴というのも、靴選びの決め手になります。
パラセーリングをするとき酔うのを防ぐには?酔い止め薬以外は?!
楽しみなパラセーリングですが、初めて挑戦する場合に最も心配になるのが、空中散歩で酔わないかという点です。
実際、体験者の多くが飛行自体は気分爽快で大丈夫だったが、離発着スポットへ向かうスピードボートで船酔いした・静止中のボートで波に揺られて気持ちが悪くなったと証言しています。
普段から乗り物酔いしやすい体質を自覚しているなら、酔い止め薬の服用が必須です。
パラセーリング当日は乗船30分前には服用しておきましょう。
その他にも、船酔いを防ぐ方法として、前夜は十分に睡眠を取り、体調をベストに整えて臨むようにします。
二日酔いや寝不足は、出来るだけ避けたいコンディションです。
極端な空腹や満腹状態での参加もおすすめできません。
前夜や当日の食事はさっぱりとした消化に良いものを摂り、腹八分目の分量を心がけます。
スピードボート乗船中は、出来るだけ遠くを眺めることもポイントです。
進行方向の先にある水平線や遠くに見える小島など見つめ、スマートフォンを使って下を向く動作は出来るだけ控えます。
船酔いするのが怖い、絶対に酔いたくないと心身共にガチガチの緊張状態も良くないので、乗船者とおしゃべりして気を紛らわせ、揺れに逆らわずリラックスして過ごすのも大切です。
効果の程には個人差がありますが、シーバンドと呼ばれる指圧でツボを刺激するリストバンドを活用するのも一案です。
手首の内側には内関(ないかん)と呼ばれる酔い止めのツボがあり、リストバンドによる圧迫で平衡感覚を取り戻し、胃のむかつきや吐き気を和らげます。
また、船酔いに効くとされるのが生姜(しょうが)のパワー。
生姜には吐き気を抑える作用があるので、乾燥品やジンジャー飴を携行してみましょう。
船酔いは、脳と体がキャッチする平衡感覚の不一致により起こり、平衡感覚を司る三半規管に働きかけると症状の改善が期待できます。
唾液により三半規管のバランスが整うため、飴やガムを口にするのも効果的です。
船酔いを防いで、パラセーリングを思う存分満喫しましょう。
パラセーリングの浮遊感は、落ちる感じがなく気持ち悪くならない?!
パラセーリング初心者として次に気になるのが、パラセーリングの浮遊感と言えます。
上空へふんわり浮き、下降して着陸という一連の流れを想像すると、絶叫系マシーンで感じるような急上昇や急降下の際の、内臓が浮くようなあの感覚を味わうのではないかと少々不安になります。
しかし、テイクオフの際に空へ飛び上がる瞬間は、ふわっと上昇する感じがしますが、それはほんの一瞬の出来事。
後はじわじわと上昇を続けます。
ジェットコースターのような、落ちる感じはないので気持ち悪くなりません!
当日の海風の強さにもよりますが、パラセーリングはボートに固定されたロープの長短をゆっくりと調節しながら飛行するため、高度でも安定感のある空中遊泳が可能です。
上空では心地良い浮遊感と、風を切って進む飛行の感覚が楽しめ、想像以上に清々しい気分になる快適な時間です。
そのため、パラセーリングで飛行中に気持ちが悪くなるのは、船酔いに苦しむよりも遥かに少ないと言えます。
多くの人がパラセーリングの上昇度が高すぎて恐怖を感じるのではと気にしますが、海上では眼下に高さの目安となる建物もないため、最大高度でもあっさりと受け入れ、壮大な景色を堪能できます。
着地もロープをウィンチで巻き上げつつゆっくりと徐々に下降し、向かい風もあるので、一気にストンと落ちる感じはありません。
初めてなので冒険したくないと心配であれば、あらかじめ希望をインストラクターにはっきりと伝え、上空からでも予定より早く下ろして欲しいなどの意思表示は早めに出します。
また、海面すれすれに降下して足を海に浸けるなど、主催会社による気を利かせたスリリングな演出はやめてもらうようにお願いしておけば安心です。
オペレーターは参加者のポジティブ体験と安全確保を最優先して運行しています。
高い安全性を誇り、手軽に安定した飛行ができるパラセーリングだからこそ、幅広い年齢層の参加があり、マリンスポーツではダントツの人気なのも納得がいきます。
まとめ
カラフルなパラシュートが青い海と空に映えるパラセーリングは、マリンスポーツ初心者が挑戦しやすいアクティビティです。
テイクオフの際は靴を脱ぐケースが多いですが、スピードボートの乗り降りや揺れる船内でもしっかりと体を支える平底の靴で参加しましょう。
ストラップ付きのクロックスや、マリンシューズなら濡れても平気なので特におススメです。
パラセーリングの空中飛行は期待以上に快適でも、慣れないスピードボートに乗船して沖に出る際の船酔いが侮れません。
乗船前の酔い止め薬の服用はもちろん、体調を整えて参加し、船内では進行方向の遠く離れた景色を眺めるように努め、リラックスして過ごしましょう。
酔い止めのツボを刺激するリストバンドや生姜飴を試してみるのもアリかもしれません。
パラセーリングは、パラシュートで風を受けながら、ゆっくりと上昇と下降を行い、安定した心地良い浮遊感が楽しめます。