友達と楽しく盛り上がるおうちご飯なら、夏はやっぱりバーベキューに決まり。
炭火焼きの香ばしい匂いに心が満たされ、ジュージューと肉汁したたるお肉を頬張る幸せに虜になってしまうのがバーベキューです。
清々しい青空の下、野外で気の置けない仲間とアツアツのバーベキューに、キーンと冷えたビールで乾杯なんて、理想のシチュエーション。
高級サーロインステーキにスペアリブ、ホタテにエビまで奮発して、いざ焼きまくりの食べまくりです。
しかし、食材に気合を入れすぎてうっかり見落とすのが、庭でバーベキューをする時に必要なものの数々。
忘れたらせっかくのバーベキューも台無しになってしまいます。
絶対に忘れたらダメなのが、バーベキューコンロ。ほとんどのタイプに、焼き網と鉄板が付いて、すぐ下に炭を入れるスペースがあります。
代用品としてキャンプで使う焚き火台も上部に焼き網が付いて、バーベキューにはピッタリでおすすめです。
次に重要なのが、燃料となる炭と着火剤で、2つセットとして用意しておくと完璧です。
薪は火持ちが良くないのでバーベキューにはNG。
木炭か焼き上がりに違いのでる備長炭をたっぷりと多めに入手しておきます。
炭の分量は大人1人につき1キロ程度が目安です。
バーベキューに慣れていないと最も難しいのが、炭の着火。
専用の着火剤を使うとストレスフリーでスムーズです。
途中で炭火が弱くなった時にも使える優れものなので、バーベキューの明暗を分ける重要品。
尚、灰が散って大変なことになる新聞紙の使用は避けるのが賢明です。
もちろん火付け用のマッチやライターも必携ですが、可能であればチャッカマンやトーチバーナーがあると奥までダイレクトにとどきます。
風を送って火付けの時間を短縮できるうちわや、火力の調節に加熱された炭をつかめる長めのトング、熱よけの軍手も、些細な物ばかりですが、バーベキューには欠かせない便利アイテムです。
万が一を想定し、水入りのバケツやコンパクト消化器も庭に出しておきましょう。
Bbqの主役、肉の種類と割合は?牛肉・豚肉・鶏肉とコレ!?
バーベキューはやっぱり肉に限るというファンは多いことでしょう。
でも肉といっても、牛・豚・鶏とバラエティに富み、好みが分かれるところです。
おうちバーベキューに友達を招待するなら、肉の種類や分量をバランス良く用意するのがポイントと言えます。
純粋に肉のみを焼くバーベキューなら、肉の分量は20~30代の男性で400~500g、肉と一緒にお酒を多く嗜むなら300g、20~30代の女性なら200~300gが目安です。
主役はやはり炭火で一番味が引き立つ牛肉。
ステーキのサーロインやロースで6~7割程度揃え、残りはタン、カルビ、ハラミなどで味や食感の違いを楽しむのがおすすめです。
豚肉なら、スペアリブが最もポピュラーでメインメニューとなり、脂の載った豚バラも食べやすく万人受けするので用意しておくとグッド。
鶏肉はシンプルに塩コショウであっさりと美味しい手羽が口直しになります。
もも肉をひと口大にカットして串刺しにした焼き鳥も、お酒のあてになる人気のバリエーションです。
集まるメンバーの好みや予算にもよりますが、お肉の割合は牛肉50%・豚肉30%・鶏肉20%であれば、食べたい肉がないという事態にはなりません。
肉メインだけでなく、大方を占めるバーベキューの黄金の方程式は、肉+野菜+最後のしめ(焼きそばや焼きおにぎり等)です。
この場合の肉の分量は、成人男性で300g、成人女性なら200gで十分に足ります。
マンネリ化したバーベキューにひと味違った変化球を投入するなら、誰にでも好まれるハーブ入りのソーセージやベーコンから始めてみましょう。
柔らかいラム肉の骨付きラムチョップ、カモ肉の炭火焼ローストも、いつもと違ったグルメな味わいが感動を呼びます。
地域によっては新鮮な馬肉や鹿肉が入手可能で、バーベキューの変わり種として最適です。
話のネタにオーストラリア産のカンガルー肉に挑戦も面白く、好き嫌いの分かれる味と言われることがしばしばですが、自分の舌で是非確認してみましょう。
バーベキューをするときの時間帯は?昼食と夕食は何時ぐらいから?!
バーベキューって、肉を焼いて食べるアウトドア形式の食事なだけでしょ?と侮るなかれ、スムーズに焼き上げて味わうには、想像以上に慎重な計画が必要です。
バーベキューコンロとシーティングエリアの設営、食材の準備、肝心の火起こし、そして調理と、これら全てを加味してバーベキューでは初めて食事にありつけます。
バーベキューを取り仕切る奉行もおらず、バーベキュー初心者なら時間的には余裕をたっぷり見て準備を始めるのが正解です。
おうちバーベキューの開催が昼食であれば、12~12時半くらいにはお腹も空いて、食べ始めたいところ。
すると、最適な準備開始時間は午前10時頃と見るのが万全です。
椅子やテーブルを並べて整えるのに約30分、材料の下ごしらえやサイドメニュー、飲み物の準備に30分、バーベキューの火付けと火力調整に30分、更に10~15分程度の調理時間を加えると、食べ始めまでに2時間程度見ておくと安心と言えます。
一番時間がかかる火付けは、順調なら10~20分で済みますが、上手く着火できずに手こずると30分は必要です。
バーベキューの火起こしでは焦りは禁物。
着火してから風を送り、火力を安定させて、しっかりと網や鉄板を熱してから肉を焼き始めると、具材が網にひっつくこともなく、上手く焼けるからです。
夕食バーベキューの場合は、後片付けやお開きの時間も考えて開始時間を決めます。
スタンダードな開始時間は19~20時頃。
準備開始は夕方17時頃が丁度良いです。
住宅が密集した庭先でのバーベキューは、煙やニオイが立ち込めたり、おしゃべりや音楽の騒音が問題になる可能性があるので、遅すぎないことが絶対条件です。
焼いて、食べて、飲んで、おしゃべりと楽しいバーベキューは時間が経つのもあっという間。
のんびり食べても、バーベキューを消火して片付けが22~23時には完了できる夕食スタート時間を意識しましょう。
まとめ
香ばしい炭火で焼いたお肉が美味しいバーベキューは、外で食べると特に格別な味わいで、身も心も満たされます。
自宅の庭でバーベキューをするなら、食材だけでなく、コンロや炭、着火剤を始めとするバーベキューの必需品も忘れずに。
肉が主役のバーベキューは、牛肉メインが最適で、豚肉や鶏肉も適度に準備してあると味の違いが楽しめて飽きません。
ソーセージやベーコン、ラム肉やカンガルー肉などの変わり種も、いつものバーベキューのアクセントとなり面白いです。
バーベキューの開始時間は、準備と片付けに時間的余裕を持って設定すると安心です。
美味しく楽しい野外バーベキューで、友達とかけがえのない時間を過ごしましょう。