パズルゲームではすっかりおなじみとなったナンプレは、人気の高まりと共に様々なアレンジが加えられて進化を遂げ、面白さもパワーアップしています。
最も良く目にするのは、マスの数を変更し異なる形やサイズにしたバリエーション。
通常のナンプレは、9×9の正方形ブロックですが、進化系ナンプレでは、2×3の長方形ブロックを組み合わせて6×6に小型化したり、数字を増やして25×25など巨大化したバージョンも登場しています。
さらには、3×3の9マスの基本ブロックが四角形ではなく、辺で連結して自在な形に配置したフリースタイルのナンプレも数多く出回るようになりました。
まるでジグソーパズルのピースがはめ込まれているかのような形状のため、ジグソーナンプレと呼ばれています。
ジグソーナンプレは、「不揃いの数独」や「幾何ナンプレ」などの別名でも知られ、典型的なナンプレだけには飽き足らない好奇心旺盛なファンの挑戦意欲をかき立てます。
9つのブロックの形状は色々でも、基本的なルールは普通のナンプレと変わらず、縦・横列と9マスで構成された各エリアに、1~9までの数字を1度ずつ使って空欄を埋めていきます。
目を凝らしてみると、ブロックのごちゃごちゃ感が否めず、どうやって解くべきなのか迷ってしまいます。
しかし、ユニークなジグソーナンプレでも、解き方の基本は通常のナンプレと同様です。
まずは、9マスの変形ブロックを1つずつ注視し、周囲の同列や同行に入っている数字と見比べて、確実に入る数字を割り出して行きます。
手がかりの多い箇所、つまり既に数字がより多く入っているブロックから始めるのがスムーズな進行のコツ。
全てのブロックを確認し終えたら、再び最初にチェックしたブロックに戻り、新たに判明した数字から連鎖的に判明するマスがないかをチェックしましょう。
続いて縦列・横行から分かる部分を埋め、候補数字が幾つかあり一旦保留にする場合はメモを書き入れて、確認の反復作業の手間を省略し、ミスを予防します。
クロスジグソーナンプレのルールは、ブロックの形とナナメに注意!?
ジグソーパズルのピースのように、様々な形をした9マスのブロックで構成されるジグソーナンプレは、ナンプレの応用編。
通常のナンプレとは少々違った新鮮味のあるパズルで、感覚がつかめたら次なるステップであるクロスジグソーナンプレにも挑戦してみましょう。
クロスジグソーナンプレは、縦列・横行・変形ブロックの3エリアを1~9の数字で満たす通常ルールに加えて、対角を結ぶ2本のナナメ線にも9つの数字を当てはめるマルチタスクの究極版ナンプレです。
対角線がパズルの中央で交わる(クロス)特徴から、クロスジグソーナンプレの名がつきました。
出題毎に違うブロックの形に惑わされるだけでなく、クロスラインにも注意を払う必要があり、パニック度は満点。
しかし、やはりここでも落ち着いてナンプレのベーシックな解法を用いて、1つ1つ乗り越えて行くのがポイントです。
手始めにブロック毎に確実に入る数字を全て把握します。
1つの数字に注目して、全てのブロック内でその数字が該当するマスを発見できると、次の作業が容易になります。
ブロックからスタートして縦横列の順に確定する数字を入れたら、クロスラインという限定エリアから分かる数字がないか、一旦チェックしてみましょう。
ナンプレでは、数字を限定させる理由探しと、ある数字しか特定のマス目に入らない状態の見極め作業の繰り返しが、ベースとなっています。
ロジックで説明できる答えを全て見つけたら、次は可能性のある数字を絞り込んで仮押さえし、消去法で解答を限定していきます。
クロスジグソーナンプレでは、ナナメ線でも数字を揃える必要があり、タスクが増える分、難しいと思い込みがちです。
でも実は、対角線ルールがあるからこそ見つけられる数字も出てくるので、裏を返せば解決への手がかりが増えているということ。
怯まずにトライしてみましょう。
クロスジグソーナンプレの解き方は、ジグソーナンプレを中心に?
交差する対角線にも数字をマッチさせるクロスナンプレと、3×3ブロックの形状が自由自在のジグソーナンプレの両要素が相まったクロスジグソーナンプレ。
いつにも増して、あらゆる角度からの分析と観察眼を駆使して、数字を入れていく必要があり、論理的パズルゲームの楽しさが満喫できます。
言ってみれば、2種類のナンプレを同時に解いている訳で、どのように進めていくか予め明白なゲームプランを立てておかなければ、どちらのナンプレも両立できず中途半端になってしまいます。
巷にはバラエティ豊かな変わり種ナンプレや、色々な解法の紹介が溢れていますが、複数のターゲットを組み合わせたナンプレの解き方の手順についてはあまり触れられていません。
自らが実験台となり、一番しっくりくる手順を探し出すしかないのでしょうか。
解法のスタイルには個人差がありますが、クロスジグソーナンプレの解き方としては、まず最初にジグソーナンプレを中心として取り組むのが効率的です。
その理由としては、ジグソーナンプレに注目すると複数個のブロックがあり、縦横列からのヒントを元に、マスに当てはまる数字がより多く見つかる可能性が高いからです。
ナンプレでは、反復確認によって連鎖的に数字が次々と導かれるので、数字の確定が次に埋まるマスと数字の確定根拠として活用できます。
ジグソーブロックをひと通り確認し終えたら、縦列・横行・ナナメ線クロスで確実に当てはまる数字を洗い出します。
1つずつ決定する数字が増えていくと、芋づる式に答えの判別がつくマスが新たに出てくるので、見逃さないように再びブロックに戻って確認を。
確証が持てないマスには、候補数字のメモを入れて可能性を整頓しておけば、分からなかった部分の突破口になることも多々あります。
気の遠くなる作業ですが、根気よく理詰めで考えて行けば、必ず答えにたどり着くのがナンプレの潔さ。
複雑に見えるクロスジグソーナンプレも、例外ではありません。
まとめ
人気の高まりと共に、ゲーム形式が多様化し新たな面白さを次々と提供しているナンプレ。
通常のナンプレで経験を積んだら、ジグソーナンプレはいかがでしょうか。
ブロックの形がパズルピースのように色々な形状になっており、ひと味違ったナンプレが楽しめます。
ジグソーナンプレのルールに加えて、斜め対角線上にも数字を並べるクロスジグソーナンプレも、ナンプレレベルのステップアップに最適です。
マルチタスクの側面が強まりますが、クロスジグソーナンプレを効率的に解くには、まずはジグソーナンプレに着目して進めるのが鍵です。