料理をする時に使っている「出汁」と「めんつゆ」の違いって知っていますか?
「出汁」は、かつお節や昆布、ニボシを水や沸騰したお湯に入れて煮つめて出たモノを言います。
一方の「めんつゆ」は、煮つめてできたダシに、しょう油·砂糖·みりん·お酒を入れて味を調えてあるモノを言います。
なので、モノが全く違うことになります。
ですが、めんつゆは出汁の代用をすることができますよ。
味噌汁には代用はできませんが煮物などには、しょう油やみりんなどが調合されているので、とても合いますよ!
がんばって出汁を取ったが味がしない!材料?取り方?私の舌が変?
かつお節や昆布、ニボシを使って出汁を作ったのに味が薄いなって感じたことは、ありませんか?
出汁のイメージって風味があって、しっかり味が出るんじゃないの?って思っている人が多いんですが、出汁は薄い味が本来の自然なダシの味なんです。
これは、今では必要不可欠になっている「顆粒だし」が原因になっています。
「ほんだし」などの顆粒だしは、粉末になっていて料理する時間がない時にパッと使えて、ダシの味がしっかりとでるので便利なモノなのですが、この中には化学調味料が入っているため、このように味がでるんです。
その味になれてしまっていると、本来の自然なダシの味が薄く感じてしまうということです。
ですから、材料や取り方が違うとか、自分の舌が変というわけでは、ありません。
化学調味料や濃い味に慣れすぎてしまうと「味覚異常」になってしまうという噂もあります。
時間はかかってしまいますが、できるなら本来の自然なダシで味わってください。
出汁に使う水は、硬水より軟水の方が出汁も出やすくなります。
正しい出汁の取り方ができているなら、塩分を少しだけが足してみてくださいね。
濃い出汁を取る方法!昆布や鰹節、出汁の取り方間違ってますよ!
普通の出汁よりも濃い目の出汁を作りたい場合は、どうすれば良いのでしょうか?
濃い出汁を作るんだから、普通の出汁の時よりも「かつお節」·「昆布」を長く入れて浸しておけば濃い出汁ができるんじゃないかと思ってしまいますが、それは間違いです!
入れっぱなしにして煮出しすぎてしまうと、エグミやクサミが出てしまうので、濃い出汁にもならないし、味も落ちてしまいます。
濃い出汁を作るには、手順は変わらずに素材である「かつお節」·「昆布」の量を多くすれば大丈夫です。
出汁の作り方は同じで、
①水と昆布を入れて、火にかけます
(沸騰直前に昆布は取り出します)
②昆布を取り出したら、沸騰している鍋に差し水を入れます(分量とは別)
※差し水は沸騰を抑えて吹きこぼれを防ぐ効果があります。
③かつお節を入れて、再び沸騰させます
※沸騰したら火は止めてアクを取ってください。
④鍋底に、かつお節が沈んだらザルでこしていきましょう
まとめ
「出汁」と「めんつゆ」は全くのベツモノだという違いも分かって、味噌汁以外なら出汁の代わりに、めんつゆも代用できるというのも知ることができました。
出汁の本来の自然な味が薄く感じるのも普段から使っている「顆粒だし」が原因なんです。
時間短縮でツイツイ利用しがちな万能調味料ですが、家族の健康には代えられないですよね?!
正しい出汁の取り方で、アナタも美味しい料理を作ってあげて、旦那さまの胃袋を今以上に掴んじゃってくださいね!