卒業後は就職や新しいライフステージへ進む大学生にとって、自由になる多くの時間があるのも大学にいる間です。
これまでの成長を振り返り、人生の節目で感じるのは家族のありがたみ。
勉強や部活、交友関係で忙しくなって、家族とすれ違いの生活が増えているからこそ、恩返しとも言える家族旅行の価値が見直されています。
パッケージツアーのJALパックの調査によれば、今や卒業旅行に親と出かける大学生が29%にのぼり、前年よりも6%も増えているとのこと。
大学生の家族旅行の人気に応え、同社では2017年から卒業記念の家族旅行をコンセプトとした商品を展開し、2020年春には現役大学生との共同企画で、タイ家族旅行ツアーを販売する勢いです。
大学生が家族をリードして出かける海外旅行なら、治安の心配がないリゾートであるハワイやシンガポールがおすすめです。
年間150万人以上の日本人観光客が訪れる人気のハワイは、温暖な気候と幅広い年齢層が楽しめるアクティビティの数々が満載なのが魅力。
コバルトブルーの海にダイヤモンドヘッドの雄姿が映えるワイキキビーチで有名なオアフ島のホノルルは、ビーチやプールサイドでリラックスしたり、アウトレットショッピングからバラエティ豊かなグルメも堪能でき、家族みんながハッピーに過ごせる街です。
アクティブ派の家族には、マリンスポーツやミニクルーズ、ゴルフにハイキングと盛り沢山の選択肢があって飽きることがありません。
アクティビティやショッピングに疲れた体をスパで癒やせば、まさに楽園で過ごしているかのようです。
一方で溶け込みやすく落ち着いたアジア圏なら、安全で清潔なシンガポールが家族旅行にはイチ押しです。
時差も1時間遅れのみで体の負担も少なく、コンパクトに見所がまとまり、街歩きが気軽にできるのが良さです。
近代的なベイエリアの散策やオーチャード通りでのショッピングはマストで、絶対に食べたいチリクラブやチキンライスは思わず笑顔になる美味しさです。
ナイトサファリやセントーサ島へ足を伸ばし、アフタヌーンティーで暑さを逃れて優雅なひと時を。
安心して過ごせ、絆を深める家族旅行ならシンガポールにも大注目です。
大学生で海外旅行に行き過ぎとはどれくらい?何回でもOK!?
大学デビューでキャンパスライフを謳歌するだけでなく、大学生はとことん打ち込める何かを発見できる時。
長期休暇を利用して海外旅行に出かけ、新しい世界に触れてすっかりはまってしまう大学生も沢山います。
バイトを掛け持ちして資金を貯めたら即バックパックを背負って世界周遊の1人旅に出かけるツワモノもいれば、気の置けない友達と美術館巡りやグルメを楽しむ観光旅行まで、大学生の海外旅行のスタイルは十人十色。
時間とお金の許す限り何度でも行きたい海外ですが、フツーの大学生はどれくらい海外旅行をしているのでしょうか。
大学生の旅行に関するマイナビのアンケートを見ると、8割以上の学生が4年間で国内旅行へ出かけ、平均回数は年に1~2回となっています。
大学生の年間長期休暇数は、約120日前後。特にそれぞれ2か月近くある夏休みと春休みは旅行には最適なタイミングで、平均旅行回数ともほぼ合致します。
海外を行き先に選んだ卒業旅行には1~2回出かける学生が約50%を占め、さらに3~5回以上渡航する層も約13%に及びます。
総合すると、典型的な大学生なら海外旅行へ年に1~2回出かけるのがスタンダード。
春・夏以外の細々とした休暇も上手く使えば年に3~4回の海外行きをアレンジすることも十分に可能です。
年に5回以上の海外旅行なら少々行き過ぎの感もありますが、大学生活と資金準備のためのアルバイトを両立させているのなら、今しかできない貴重な体験を制限してしまう必要はありません。
むしろ自由になる時間と未知なるものへの好奇心にあふれる若さは、大学生だからこそ持ち得る強みで、異文化からの学びが人として大きく成長するきっかけにもなります。
海外旅行の合間に大学へ行くという程の熱中ぶりなら、本格的に腰を据えて滞在できる長期留学を考えるのも一案です。
大学生で海外旅行できるのは金持ち?格安旅行もありますよね!?
大学生で海外旅行へ行くなら、避けては通れない問題が費用の捻出方法です。
バイトを掛け持ちしているけど、サークルや飲み会の出費もあるし、なかなか貯金が出来なくて海外旅行なんて夢のまた夢、という学生も多いかもしれません。
しかし、お金がなくては海外に行けないのでしょうか?
海外旅行へ行く大学生の全てがお金持ちという訳ではないはずです。
今やフライトの就航数も限りなく増え、宿泊先も5つ星ホテルだけでなく、自分で手配出来る民泊のAirbnbが定着し、海外へ行く=特別=お金持ち、とは限りません。
予算がタイトなら知恵を絞れば大丈夫。
大学生向けの格安海外パッケージツアーも沢山あるので、活用しない手はありません。
交通手段とホテルがセットになったパッケージツアーは、グループレートを適用したお得な料金体系が魅力で、賢く選べば自力で手配する面倒もなく、安価に済ませられる利点があります。
航空券と宿泊に観光や食事、送迎が含まれる込々プランは、初めての海外で心配という場合にはピッタリ。
さらに安心な添乗員付きツアーも選べます。
あるいは格安航空券と手頃なホテル宿泊がセットになった自由型パッケージ商品なら、フリータイムメインで自由に動けて、思い思いの観光が組み立てられます。
ツアー会社のパッケージツアーなら、ヨーロッパやアメリカ行きでもお手頃価格のラインナップが揃っています。
海外個人旅行を手配するには、目的地選びが重要です。
飛行機が定期的に飛んでいないデスティネーションや、移動に丸々1日かかるような長距離の渡航先は航空券が割高となるので、フライト数が頻繁で近距離の旅先がより最適です。
滞在国によっては、ビザの取得に費用がかかったり、現地の物価が高く宿泊や食事の費用がかさんでしまうマイナス面も。
大学生のバジェット旅行なら、近場で物価の比較的安いアジア諸国がおすすめです。
現地では公共交通機関を使って移動し、宿泊もユースホステルなどドミトリー形式のシェアで節約。
ローカルの人々に混じって地元食に挑戦したり、スーパーマーケットで現地の人々の日常を垣間見つつ、現地の人と同じように過ごせます。
まとめ
学生生活の終わりが近づくと、大学生だからこそできる体験をしておきたいものです。
昨今は卒業を節目にした大学生の家族旅行の人気が高まりつつあり、異文化に触れられる海外を目的地に選ぶ家族も増えています。
親世代も安心してリフレッシュでき、家族全員が楽しめるハワイやシンガポールが最適です。
大学生の6割以上が卒業旅行では海外へ出かけると答え、在学中にも長い休暇を利用して年に1~2回海外旅行へ出かけるのが平均的です。
年に5回以上海外旅行へ出かけるヘビーリピーターもいますが、お金と時間が許せば人生の糧となる経験ができる機会でもあり、学業に支障のない範囲での海外旅行はおすすめです。
予算が厳しくて海外旅行に行けないと嘆く必要はありません。
学生向け格安ツアーを活用したり、目的地選びや手配方法に工夫をすると海外もぐっと身近になります。
大学生のうちに海外旅行に出かけて、お金では買えない思い出と、外から見た日本の印象を頭の中に残しましょう。